楽曲「サギグラファー」
収録情報
「サギグラファー」は、2016年8月に発売された、キュウソネコカミのメジャー2ndシングルです。
タイトルの「サギグラファー」とは自撮り詐欺や、詐欺写真のことを表しています。
写真加工アプリがどんどん進化して、写真を簡単に加工できるようになりました。
プリクラも昔に比べて機能が充実し、肌を綺麗に加工してくれたり、目が大きくなったりとまるで整形レベルに変化します。
中にはお化粧機能なんてのもあるそうで、スッピンでプリクラを撮っても、加工でどうにでもなっちゃうそうですよ(笑)すごい機能!!
インスタグラムのような写真投稿SNSも普及したので、今は、写真を加工するのは当たり前の世の中です。
流行語に“インスタ映え”っていう言葉が選ばれたくらいですから……。
多少の加工ならば詐欺とまでは言われないでしょうが、中には加工のしすぎで“誰これ??”という状態になってしまうこともあります。
例えば、流行りのマッチングアプリのプロフィール写真に加工をしまくった写真を載せていたとしたら……。
その写真を見て好意を抱いてもらったとしても、実際に会ったら別人みたいだったなんて切なすぎますよね。
少しでもかわいく、かっこよく見せたい!!と思うが故の行動ですが、加工のやりすぎには要注意ですよ!!
「サギグラファー」は、そんな詐欺写真をテーマに、自虐を交えつつキュウソらしいコミカルな楽曲になっています。
「サギグラファー」のMV
メンバーが修正しまくる?
「サギグラファー」のMVには、キュウソメンバーを撮影する“フォトグラファー”が登場します。
みんなの写真写りがとっても悪すぎて、フォトグラファーは写真を修正しはじめます。
一回修正をはじめたら、メンバーにもだんだん欲が出てきて、これでもかというくらい加工しまくります。
最初は肌を明るくしたり、半目の写真を直すくらいだったのに、小顔にしたり、身長を伸ばしたりと、メンバーはどんどんイケメンに変身していくのでした。
その詐欺写真が、なんとパリのファッションデザイナーの目にとまり、メンバーはパリコレにモデルとして出演をオファーされてしまいます。
しかし現実はそんな姿ではありません……。
パリにいったものの、関係者はキュウソメンバーの真の姿を見て落胆の表情を見せます。
でもそこで終わらないのがキュウソネコカミ!!
いつものように熱いライブを会場で披露し、彼らを魅了しました。
写真や見た目が良いのは確かに有利だけど、肝心なのはその中身や実力!!と考えさせてくれる内容のMVです。
是非ご覧になってみてください。
「サギグラファー」の歌詞
絶望的な写真写り
どんなに調子が良くたって
写真は残酷に写すんだ
イケメンの側で撮られたら
死にたくなるなる絶望だ
鏡に写った俺の顔
意外とイケている気がしてた
出来上がりの写真まぎれなく
シンプルなブサイクそこに居た
出典: サギグラファー/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
便利な加工アプリのおかげでかわいく写った自分の写真を本来の自分の姿だと思ったら大間違いです。
たまに撮ってもらう無加工の写真の自分の姿を見て衝撃をうけることもしばしば……。
ちなみに、かわいい子は自分がかわいく見える角度を知っているそうですよ!是非学びたいですね(笑)
修正で自分が変われる?
フォトグラファー
俺に魔法をかけてくれ
修正可能なら
どうぞ好きにやっちゃって
出典: サギグラファー/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
修正技術ってほんとに魔法のようですよね。なりたい自分になれちゃうわけなので……(笑)
一回修正し始めたら楽しくなって、とまらなくなってしまう気持ちもわかるような気がします。
MVに出てくるフォトグラファーの華麗な加工技術をみていると、好きにやってくれ〜!ってなっちゃいますよね。
カッコつけて撮られたつもり
だけどなぜかいつも笑われる
段々自信が無くなって
変顔でその場を凌いでた
写真写りが悪いとか言う
言い訳はホントにダサいから
笑顔の練習したけれど
面白くない時笑えない
出典: サギグラファー/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
実物はとってもかわいいのに、写真写りがとっても悪い子っていませんか??詐欺写真の逆パターンです。
わたしのまわりにも写真写りが悪い美人さんがいるのですが、彼女も写真に写る際は変顔に逃げてしまうそうです。
写真を撮るタイミングで素敵に笑えたらいいですけどね。