え~、アルバムじゃないですか!?...
というツッコミは....
確かにそうです。すみません。
でもちょっと待って下さい。
楽曲が単品で買える現在とは違って、当時はアルバムセットで購入する時代。
だからこそ、アルバムトータルでの完成度が求められた時代なんです。
ファルセットが圧巻の「JODY」からラストの「クリスマス・イブ」まで、至高の時間を楽しんでもらいたいのです。
筆者は、「あしおと」、「黙想」、そして「クリスマス・イブ」へと続くラスト3曲の流れがとても好きです。
2.FUNKY FLUSHIN'
3.RIDE ON TIME
メジャーなもの以外...と言ったのですが、これは外せないです。
山下達郎にとって初のヒットとなった曲。
タイトルの意味は「時流に乗れ」と言うところでしょうか。
まさしくこの曲で、彼が音楽シーンに颯爽と登場したわけです。
4.蒼氓(そうぼう)
5.WHITE CHRISTMAS
6.Splender
7.メロディー、君の為に
歌詞を聞くとなんとなくわかりますね。
この曲が収録されている「POCKET MUSIC」は、名盤「MELODIES」の次のオリジナルアルバム。
3年のブランクがありました。
このアルバムから、自らの演奏と打ち込みという収録のスタイルを取り始めることになります。
山下達郎自身が「試作品」と語っているように、試行錯誤のスタート。
でもいい曲が集まっているんですよね。ライターとしての彼の才能の高さがわかるアルバムです。