ONE OK ROCK【Eye of the Storm】アルバム全曲解説！ワンオクがボカロを採用？

2019年2月13日に日本版、同年2月15日に海外版がリリースされた「Eye of the Storm」。

今や日本を代表するロックバンド、ONE OK ROCKの9枚目のアルバムとなりました。

収録されている中の1曲目のタイトルがそのままアルバム名になったといわれています。

「Ambitions」からは約2年ぶりのアルバムとなりました。

今回のアルバムには、「Eye of the Storm」など、他13曲が収録されています。

本記事ではなんと、贅沢に全曲解説させていただきます。

ここから、13曲全部ぜひお付き合いください。

早速、曲の解説をしていきましょう！

1曲目は「Eye of the Storm」です。

「Eye of the Storm」を直訳すると、「台風の目」となります。

物事の中心的存在、という意味も込められていると考えても良いでしょう。

「それは、僕らを動かし続けるんだ。

それは台風の目のようだ。

台風の目が、僕に勇気を与え僕を動かし続けているんだ。」

静かな曲ではありますが、かなり強めの歌詞です。

動かし続ける、つまりは衝動的に動かすという意味でもあります。

激しい嵐のような感情が自分を動かしているのです。

迷ったときは、激しい感情で突き進んでいくことができます。

迷いで止まることなどありません。

辛い状況でも光を求めて、嵐の中も進んで行けるのです。

目には見えない、形のない強い心が現れた曲です。

2曲目は「Stand Out Fit In」です。

この曲は、メッセージ性の強いMVが話題となっています。

人種、文化の差異を背景にしたMVとなっているこの曲。

一体なぜ、このようなテーマにしたのでしょうか？

MVをみてわかる通り、この物語の主人公は目が細いのです。

周りの登場人物は目が大きく、顔が整っています。

その中で、主人公は疎外感を感じていました。

周りからは顔のことで気持ち悪がられてしまうのです。

その中でも学校に行き続けて、いつかはその中に馴染んでいくという物語です。

「自分は自分なんだ。自分の代わりは誰もいない。

自分は他の誰にもなれない。」というメッセージが込められた曲。

この曲の中で、見た目の違いに悩む表現があります。

しかし、どんな見た目であっても自分は自分なのです。

でもやはり、見た目が違うとその場に馴染めないことがあります。

その時は、努力して溶け込むべきなのでしょうか。

それとも馴染むことをやめて、自分は自分らしく生きていくべきでしょうか？

MVの中で、成長した主人公が悪友とつるんでいる様子が見られます。

これは、その場に馴染んだときのことを夢見ているのでしょうか。

しかしMVの最後には、民族衣装のようなものを纏い踊る謎の人物が出てきます。

そして主人公も踊りだすのです。

自分の国、自分の顔を誇りに思って生きていくことに決めたのかもしれません。

「自分は自分でいい。」という思いが込められた深い曲です。

MVと併せてお聴きください。

3曲目は、「Head High」です。

「堂々と強く凛とする」

これをテーマにした曲となっています。

人は生きていると何かを恐れてしまうのです。

そんな人々へのメッセージが込められた曲となっています。