タイトルの白昼夢のように今までは夜~深夜など暗い時間帯の楽曲が中心でした。
しかしこの曲では、夜明けや日の出を思わせるような雰囲気がでています。
そのためリリックも前向きな感情に訴えるものを感じられるでしょう。
この曲では「~させてくれよ」等の言い方が優しくなっています。
daydreamのような柔らかい音楽と融合するかのようなリリックが魅力です。
感情を向ける相手も、他の曲では自分の環境や明確な相手がいました。
しかし、この楽曲では違います。
ヒップホップに自由を、音楽を自由気のままに、常に造るものに敬意をもつ。
そういった概念に対して思いを綴っているところも聴きどころです。
12.LIVE’and LEARN
SEEDAが子供の頃に住んでいたロンドンでの思い出から着想を得た楽曲です。
SEEDAが育ちながら感じ取ったことを生きて(LIVE) 学んで(Leaen)います。
人種や宗教観などの影響を受けたロンドン時代を経て、日本に移り住みました。
池袋でずる賢く暮らしながら一生分の金を夢見て役割をこなそうとしても、半年も持ちません。
でもそれしかないから手持ちのカードで勝負をしながら、今日も日々学びを積み重ねていきました。
深い記憶を思い返すような、それでいて昨日の事を思い返すように思考を巡らせる曲調です。
13.花と雨
映画化もされたこの楽曲は、亡くなった姉への気持ちを綴った非常に人気のある曲です。
歌詞の中に、2002年9月3日という具体的な数字が出てきます。
これはSEEDAのお姉さんの命日であり、彼にとって特別な日だったようです。
今は聞く耳も持つので姉の言葉を俺に届けて欲しい。
最後になった言葉とわかっていたらなんて声をかけたのだろう?
最後なんてわかっていたら逆に声なんて掛けられないだろう。
という堂々巡りなリリックも強く感情移入させられます。
そして、ロンドンで姉を弔い、いずれ自分も育った町でまた会おうと約束をする。
そんな物語が感じられます。
2020年に映画化
このアルバムと表題曲「花と雨」をもとにした同名映画が、2020年1月に公開されています。
主演は笠松将が務め、土屋貴史監督がメガホンをとった映画です。
SEEDA自身も原案や音楽プロデュースという形で制作に参加しています。
アルバム自体はSEEDA自身の自伝的な要素がありますが、映画ではまた違ったストーリーになっているようです。
ラップがストーリーの中で重要な要素になっており、音楽と映像、ストーリーが絡み合った作品になっています。
夢を追う青年の姿を描いたこの映画もぜひ見てみてください!
最後に
今回はSEEDAのアルバム「花と雨」の収録曲を紹介しました。
自伝的な要素が強く、SEEDAの思いやリアル感が伝わってくる楽曲がほとんどです。
ラップやHip Hopと聞くとアングラな感じを受ける方もいるかもしれません。
しかし、歌詞を読み解いてみると、そこに込められたメッセージ性の高さに驚かれることでしょう。
ラップは特に2010年代後半から人気が高まっているジャンルの1つです。
ラップシーンを牽引する存在として忘れてはならないのがCreepy Nutsでしょう。
DJを務めるR-指定とDJ松永が組んだユニットです。
こちらの記事ではCreepy Nutsのおすすめ楽曲をランキング形式で紹介しています。
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個人での活躍ぶりも素晴らしい1MC・1DJユニット、Creepy Nuts。今回は、ファン目線で選んだおすすめの人気曲を、ランキング形式で紹介していきます!
さらに、ラップ人気に一役買っているのが「ヒプノシスマイク」でしょう。
カッコいいキャラクターと声優にラップを合わせ、女性人気を獲得しています。
こちらはヒプノシスマイクの人気楽曲を紹介している記事です。
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ラップを敬遠している方も、ぜひ一度聴いてみてください!
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