奥田シトーンのゆるゆるとしたカッコよさがにじみ出ている楽曲
天才バカボンとコラボして話題沸騰
アルバム1曲目の【スベり知らずシラズ】は、バンドの記念すべきデビュー曲です。
バンドのテーマソングとなっていて、誰もが親しみやすいアップテンポのナンバーです。
反復される「カーリン カーリン グッ」のフレーズと8ビートのサウンドが耳に馴染みテンション上げ上げで聴いていられます。
「グッ」のところでgoodのポーズをとりたくなります。瞳を閉じれば、歌詞の光景が脳裏に浮かび上がるでしょう。
トークで笑いをとろうとしない凛とした歌手の姿、カーリングのストーンが勢いよく滑っていく様子を想像し、クスッと笑ってしまうはずです。
相対的なメロディーに驚き
6曲目の【キャラバン】は、シンプルな言葉とグルーヴィーが融合し、心を満たしてくれます。
【スベり知らずシラズ】とは打って変わって、しっとりとしたバラード調です。
人生という長い旅路をテーマにした歌詞には、感慨深いものがあります。
同時に、メンバーそれぞれが男性シンガーとして培ってきた歴史やスキルを感じ取れます。
斉藤シトーンが静かに燃やす情熱を感じられる
意外な作曲技法に驚かされる
2曲目の【何しとん?】は、ラテンのエッセンスが散りばめられていて、お気楽ムードに浸れます。
斉藤氏をはじめとする3人のギターリフ、奥田氏のドラムが非常にカッコイイです。
リズミカルなメロディの繰り返しに、「こんな作曲技法が存在していたのか!!」と意表を突かれたような感覚になるでしょう。
自然とポジティブになれる
9曲目の【出会いたい】は、トータスシトーンのドラムが冴えています。
ザ・ロックンロールのテイストが全面に押し出されていて、全盛期のレッドツェッペリンを想起させてくれるでしょう。
ツイストのステップを踏みたくなるサウンドが堪りません。
男性の本音を赤裸々に綴った歌詞は、斉藤氏の不思議な魔法によって、マイルドになっています。
「男性あるあるだよね。分かる分かる。」と共感し、笑いながら聴けるのではないでしょうか。
ネット上では、キングシトーンことYO-KING氏の奥様YUKIさんを彷彿させると話題になっています。
浜崎シトーンと寺岡シトーンの見事なコラボレーション
浜崎シトーン作曲の【俺たちのトラベリン】と【B地区】は、寺岡シトーンのスタジオで最終調整が行われました。
浜崎氏の得意分野・ファンクミュージックの要素をふんだんに取り入れています。