「UNHAPPY CLUB」は「警視庁ゼロ係」の放送と同時に配信リリースされた新曲
「UNHAPPY CLUB」はドラマ「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室~ THIRD SEASON」の主題歌。
「神様、僕は気づいてしまった」が2018年7月20日に配信リリースした新曲です。
ミュートの聞いたリードギターから始まるイントロから洗練された音色で鳥肌が立ちます。
Aメロではベースのしっかり聞いたサウンド、浮遊感漂うBメロ、そして疾走感あふれるサビ…。
歌詞はいつもの「神様、僕は気づいてしまった」らしい『終焉感』漂う内容となっています。
今回は歌詞の中に難しい表現がたくさん含まれており、筆者自身これからご紹介する歌詞解釈が楽しみです!
早口で歌詞が聞き取れない部分もあるかと思うので、ぜひこの機会にチェックしていきましょう♪
「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室~ THIRD SEASON」とは?
『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』(けいしちょうゼロがかり せいかつあんぜんかなんでもそうだんしつ)は、2016年からテレビ東京系の「金曜8時のドラマ」枠で放送されている日本の刑事ドラマシリーズ。主演は小泉孝太郎。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜
「警視庁ゼロ係」は今回でなんと3シーズン目になる刑事ドラマシリーズ。
空気が読めなないふざけたキャラクターの小早川冬彦(小泉孝太郎)。
そして真面目で強気なキャラクターの寺田寅三(松下由樹)。
この2人をメインに事件に挑んでいくストーリーとなっています。
最新のシーズンは「UNHAPPY CLUB」と同じ2018年7月20日に放送開始されました。
主演の小泉孝太郎はインタビューで「UNHAPPY CLUB」の世界観がドラマに非常に合っているとコメントしています。
今回「UNHAPPY CLUB」を深く読み解くことで、ドラマの世界観にもより深く浸れるかもしれませんね!
タイトル「UNHAPPY CLUB」を直訳すると
「UNHAPPY(アンハッピー)」は幸せの逆…「不幸」という意味で使われる言葉です。
それに小学校の部活動的な意味で使われる「CLUB(クラブ)」という言葉がくっついています。
通常、「バスケットボールクラブ」とか「手芸クラブ」みたいに何かに取り組む集団として使われる言葉ですね?
そのまま解釈すると「UNHAPPY CLUB」は「自ら不幸な状況に入り込む集団」という、皮肉な言葉のセレクト。
これはどんな意味なのでしょうか?
ドラマ放送に際してテレビ東京公式サイトで発表されたメンバーへのインタビューを見てみましょう。
<東野へいとインタビュー>
苦境から逃避したいが故により悲劇的な話題や不遇を求めてしまう。
そういった自らの人としての底浅さを自戒の念として歌に込めました。
出典: http://www.tv-tokyo.co.jp/information/2018/07/05/210764.html
まさに「自ら」不幸を求める集団。
歌詞の内容が更に気になってしまいますね!
色彩美しいMVは必見
「UNHAPPY CLUB」のMVは今までの「神様、僕は気づいてしまった」にはなかったネオン色の彩り。
色とりどりのライトと個性的なグラフィックの合わさった演出はPOPさとクールさを併せ持っています!
いかがでしょうか?
今までは暗闇の中でライトを浴びながらカッコよく演奏するイメージが強かったと思います。
しかもそれが案外ハマっているのが面白いですね。
細部まで演出が施されているので何度もリピートしたくなってしまいます!
彼らのトレードマーク「仮面」の無機質さが、輝くステージとのギャップを作っている気もしませんか?
もともと「現実とは違う世界」に引き込んでくれるような魅力がある「神様、僕は気づいてしまった」。
この演出では華やかさが更にピエロじみた印象を与えてくれます。
ピエロの語る「複雑さを増した」歌詞の世界観を増長させていますね。
それでは、気になる歌詞を読み解いてみましょう!
生々しいスープを食す場面からスタート
「UNHAPPY CLUB」は難しい言葉がたくさん出てくる楽曲なので、言葉の解説をしながら内容に迫ろうと思います。
食料の配給で配られたスープ
配給の行列を 暗澹たる顔して歩いた
最前では程度の知れた屑達たちが横入りをしてる
侮蔑的な一瞥で 投げやりに手渡されたのは
誰かが諦めた 夢の残滓で満ちたスープ
出典: UNHAPPY CLUB/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと