7!!の「オレンジ」に涙が止まらない
7!!(セブンウップス)の「オレンジ」は、アニメ「四月は君の嘘」のエンディングテーマとして使用された曲。
物語後半の切ない展開と見事にマッチした「オレンジ」は、ファンの心に深く響きました。
特にアニメを見ていると、本編とシンクロしている歌詞に涙が止まらなくなります。
「オレンジ」で描かれている2人は、どんな道を選んだのでしょうか。
「オレンジ」の歌詞を独自の視点を加えて解釈します。
まずはリリックビデオをチェック!
まずは「オレンジ」のリリックビデオを見てみましょう。
耳だけでなく目でも「オレンジ」を堪能することができるはず。
背景の淡いオレンジ色の光も印象的です。
7!!のメンバーが切なげな表情で砂浜を歩いているシーンにも注目。
「四月は君の嘘」でもたびたび登場した砂浜を思い出させます。
「オレンジ」は「四月は君の嘘」のED曲
冒頭でも触れたように、「オレンジ」は「四月は君の嘘」のエンディングテーマとして書き下ろされた曲。
7!!のメンバーが原作の頃から「四月は君の嘘」が好きだった、ということもあり作品にぴったりの仕上がりに。
アレンジは本編を意識しており、ピアノとヴァイオリンの音色が随所に見られます。
アニメ公式サイトでは7!!のコメントやプロフィールを読むことができます。
僕らは誰かと出会った瞬間から、一人ではいられないんだ。「四月は君の嘘」2014年10月9日よりフジテレビ<ノイタミナ>にて放送中
「四月は君の嘘」とは
「四月は君の嘘」は2014年から2015年にかけて放送されたテレビアニメです。
クラシックと青春が融合した物語は、放送が終了した後も多くのファンに愛されています。
主人公の有馬公生(ありま こうせい)はピアノが上手な中学3年生。
幼い頃はコンクールでも有名なピアニストでしたが、過去のトラウマからピアノをやめてしまいました。
ヒロインは宮園かをり。破天荒な性格のヴァイオリニストです。
公生は「かをり」と出会うことで、再びピアノや音楽に向かい合うことを決意します。
劇中で奏でられるクラシック曲を収録したアルバムは大ヒット。
「四月は君の嘘」をきっかけにクラシック曲の良さを知った人も多いのではないでしょうか。
私自身、「四月は君の嘘」を見ていて「クラシックってこんなに素敵なんだ」と思いました。
音楽だけでなく、物語の切ない展開も「四月は君の嘘」の魅力のひとつ。
実は「かをり」は重い病気を抱えており、若くして帰らぬ人となってしまいます。
公生は自分を変えてくれた「かをり」に想いを馳せながら、ピアノを弾き続けるのです。
一緒にいることが当たり前だった2人
何気ない日々に想いを馳せる
小さな肩を並べて歩いた
何でもない事で笑い合い 同じ夢を見つめていた
耳を澄ませば 今でも聞こえる
君の声 オレンジ色に染まる街の中
出典: オレンジ/作詞:MICHIRU 作曲:MICHIRU
音楽家としてお互いを尊敬している公生と「かをり」。
しかし普段はどこにでもいる中学生です。
帰り道に冗談を言い合ったり、カフェでお茶をしたりすることもありました。
それでも2人が目指しているのは、「心に残る演奏をしたい」という共通の夢。
夢に向かって2人で歩んだ日々は輝きに満ちていました。
このパートで描かれているのは、公生が「かをり」との日々を思い出している様子だと考えられます。
夕暮れの街並みのどこを見渡しても、「かをり」との思い出にあふれている。
もうここにはいなくても、今でも「かをり」の声が聞こえるようだ。
公生はそう感じているのでしょう。