夏の名曲「BREEEZE GIRL」に迫る
9月に入り、夏も終わりを迎えようとしていますね。
みなさんの夏を彩ったのはどんな音楽だったのでしょうか?
今年もいろんなアーティストが夏の曲をたくさんリリースしてくれましたね。
そんな中、今回はひと昔前の夏ソングを紹介しましょう。
楽曲は2009年6月24日にリリースされたBase Ball Bearの「BREEEEZE GIRL」。
最新の曲や、90年代の懐メロなどはよく特集されることもあるでしょう。
しかしこの年代の良曲って埋もれているように思いませんか?
これはなんとも勿体ない話。
今回はこの「BREEEEZE GIRL」という楽曲を元にBase Ball Bearの魅力に今一度迫っていきましょう!
2016年から3人体制に
Base Ball Bearといえば、2016年にギターの湯浅将平が脱退したことが記憶に新しいですね。
彼がバンドを抜けた理由もあまり前向きなものではなかった様子。
2016年2月中旬、突如として制作現場に現れなくなる。この時より連絡がつかなくなっていたが、その後第三者を通じて「Base Ball Bearでの活動を続けるのは難しい」という本人の意思表示が関係者などに伝えられた。以後数日間、様々な方法を用いて本人との話し合いの場を設けようと試みたもののうまくいかず、バンド、そして所属事務所であるソニー・ミュージックアーティスツは4名でのバンド活動は困難と判断した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Base_Ball_Bear
人前に立つ職業というのは様々なプレッシャーが掛かるものです。
突如姿を現さなくなった彼にも、何か悩めるところがあったのでしょうね。
何はともあれ2001年の結成以来、約15年間苦楽を共にしてきたメンバーを失うということはバンドにとって大きな出来事。
残された3人でバンドを続けるという決断にも、複雑なものがあったはずです。
しかしこのときヴォーカルの小出祐介は湯浅に対し「これからもギターだけはやめないでいて欲しい」と発言。
自分たちも一大事にさらされているにも関わらず彼の今後を気に掛ける仕草を見せます。
これには息の長いバンドとしてのメンタリティの強さを感じさせられますね。
「BREEEEZE GIRL」はまだ4人の頃の作品です。
現在は3人となったBase Ball Bearと比べることで、その成長も感じることが出来るのではないでしょうか。
「BREEEEZE GIRL」はこんな曲
「BREEEEZE GIRL」は、サビから始まる1曲です。
いきなりから、迫力のあるサウンドに乗せて裏声を絡ませた爽やかなメロディーを聴かせます。
曲の冒頭にサビを持ってくるというのは、聴く人にインパクトを与えるための常套手段。
楽曲の質はほとんどサビで決まるといっても過言ではないので、これは自信の表れととってもいいでしょう。
Aメロ
前半はベースの音色が突出してくるアレンジ。
関根史織の、女性にして男らしくガツンとしたピッキングが素敵ですね。
そして後半からは高速のギターカッティングが耳を惹きます。
メンバーそれぞれの色が見えるプレイはファンには嬉しいですね!
Bメロ
サビ
冒頭のサビとは違って、スカのように裏拍のハイハットを強調したドラムが印象に残ります。
良質なメロディの疾走感をさらに後押ししていますね!
「ジョジョの奇妙な冒険」の山岸由香子をイメージしたMV
「BREEEEZE GIRL」のジャケットには漫画のキャラクターが描かれています。
これは荒木飛呂彦氏の人気作品「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する山岸由花子。
なんでもMV制作の際、登場する女性のイメージとして彼女が挙げられたことがきっかけだとのこと。
人気漫画のキャラクターが描かれたジャケットは、当時CDショップで注目を集めていたことでしょう。
ここでその「山岸由花子」をイメージしたというMVをご覧いただきましょう!