BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKENおすすめアルバムランキングの画像

BUMP OF CHICKENの4人は幼稚園からの顔なじみで、中学時代は全員同じバスケットボール部に所属するほどの仲良しでした。そして中学3年生の頃、彼らが文化祭へ向けてバンドを結成したのが後のBUMP OF CHICKENの始まりです。

その後はオリジナル曲を引っさげ次々と各地の大会へ出場し、徐々に話題になっていきました。

初めての大会出場は1996年2月に「BUMP OF CHICKEN」に改名後、ティーンズ・ミュージック・フェスティバル'96で果たします。

その夏にはBeat Brust in Japan に「ガラスのブルース」でエントリー、そして見事、全国大会でグランプリを獲得しました。

2001年3月に発売された2ndシングル「天体観測」が大ヒットとなりバンドの知名度が大きく上昇、2002年2月に発売されたメジャー1作目のアルバム「jupiter」は、オリコンアルバム週間チャート初登場1位を記録します。

オリコンが継続的に集計を行っている「好きなアーティストランキングによると、10代から30代の総合でもベスト10内に入るなど、幅広い世代の支持を集めています。

BUMP OF CHICKENの魅力は?

歌詞の特徴

BUMPのフロントマン・藤原基央の書く歌詞は、現実の厳しさ・切なさとその中にある希望を歌うものが多くなっています。

ロマンチック一辺倒ではなく、悲しいなら悲しい、孤独なら孤独、と自分の現実を受け入れながらも未来への希望を伝えるからこそ、そのメッセージはよりリアルに響いて多くの人の心を掴んできたのではないでしょうか。

BUMP OF CHICKEN歌詞は挫折と再生、宇宙、星、人生についてなどのテーマが多くなっており、独特の世界感があります。

また、活動前半の時期の曲にはメッセージ性のある歌詞が多く、近年の曲は抽象的な心理描写の歌詞が多くなったという特徴も見られます。

BUMP OF CHICKENおすすめアルバムランキングBEST5

今では高い支持を得てカリスマ的存在にまでなった「BUMP OF CHICKEN」は、これまでに発表しているアルバムの数は決して多いわけではありません。しかし、そのひとつひとつがいずれも高いクオリティを誇っています。そのうち特におすすめのものをランキング形式で紹介します。

【第5位】Butterflies

Butterflies(通常盤)
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー

このアルバムの前作「RAY」と比べると全体的には落ち着いた曲が多いように感じられますが、「宝石になった日」、「大我慢大会」のようにじっくりと繰り返し楽しみたいスルメ曲や、「流星群」のようにライブでお客さんと盛り上がるような曲も多く収録されています。

ファンからは「その他大勢のそれらとは一線を引く出来映え」と絶賛されたアルバムです。

【第4位】COSMONAUT

COSMONAUT
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー

このアルバムには「ロック=激しい音楽」という予想を覆すような明るくてポップな曲が多く収録されています。BUMP OF CHICKENの音楽を聴く入り口としてもおすすめのアルバムです。

タイトルの「COSMONAUT」は宇宙飛行士を意味していて、収録曲「宇宙飛行士への手紙」は子供の頃を思い出させてくれるような懐かしい気持ちになる曲です。

全体的に、ノスタルジックでキラキラとした印象の曲が収録されています。

【第3位】ユグドラシル

ユグドラシル
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー

ジャケットの絵は藤原基央自身が書いています。また、タイトルの「ユグドラシル」は北欧神話に出てくる樹の名前です。

本作の収録曲「車輪の唄」は、BUMP OF CHICKENの作品でも屈指の名曲として人気です。歌詞は切ない別れの物語を描き、明るいカントリー調のサウンドがその切なさをかえって引き立てます。

タイトルの「車輪」は大切な人を駅まで送る曲の主人公「僕」が漕ぐ自転車の車輪と、大切な「君」が旅立つために乗る電車の車輪であり、進むごとにどちらの車輪も二人を別れへと導きます。

【第2位】RAY

従来のBUMP OF CHICKENフアンも唸る納得のアルバムとして名高いのが、この「RAY」です。収録されている曲の一つ一つの完成度が高く、流れとしての曲順も絶妙に仕上がっています。

表題曲でもある「RAY」は悲しみと戦う人への応援歌となっていて、聴いていると優しく側に寄り添ってもらっているような気持ちになります。美しいメロディラインやイントロの盛り上がりも素敵で、聴いていて明るい気分になります。

全体的に明るくキャッチーなテイストの曲が多く、ロックに馴染みのない人でも聴きやすいアルバムです。