【卒業】とはどんな曲?
コブクロの卒業ソング
【コブクロ】が2020年3月18日に【卒業】という楽曲をリリース。
ちょうど学生たちの卒業シーズンに発売されたホットなテーマの楽曲です。
卒業ソングといえばコブクロという人も多いくらいに、彼らの卒業ソングには定評があります。
「蕾」や「YELL〜エール〜」、「宝島」など卒業や青春を彷彿とさせる楽曲を数多く発売しているのです。
そして今回紹介する楽曲が【卒業】。
このタイトルが無かったことが不思議なくらいにストレートな題名の楽曲になっています。
【TikTok】とコラボしたMV
そしてこの【卒業】というMVは若者に人気のショートビデオを投稿できるアプリ「TikTok」とコラボしています。
コラボ内容はTikTokに規定のハッシュタグをつけて投稿すればMVに起用される可能性があるというものです。
そのコラボの結果、MVには数多くの学生たちの映像が盛り込まれています。
まさに卒業シーズン真っ只中の学生たちのリアルな様子。
その映像がよりこの歌の歌詞とマッチし、楽曲に現実味が増しています。
このような一味違った面白さも兼ね備えているのが【卒業】という楽曲なのです。
タイトルから伝わる想い
2020年の卒業シーズンは新型コロナウイルスの影響を直に受けました。
卒業式が挙げられなかったり、友達や仲間、先生と最後の別れをすることができなかった人もいたのです。
そのような時期に発売されたのが【コブクロ】の【卒業】。
この楽曲が発売されたことにより、どれだけの人が元気づけられ勇気を貰えたでしょうか。
卒業という別れや寂しさなどを連想する言葉。
しかしこの言葉には思い出や旅立ち、成長といったポジティブな想いも感じ取ることができるのです。
MVを通して卒業がどのような意味を成すのかも一緒に解説していきたいと思います。
コブクロ2人が見送る卒業式
卒業に別れはつきもの
始まりの映像は誰もいない教室が映し出されています。
普段なら数十人の生徒と先生が授業や雑談をしていて、人がいないことはほとんどありません。
しかし席に座っている人はおらず、壁や黒板に書かれている卒業の文字がどこか悲しさを感じさせるのです。
卒業式に向けて作られるカウントダウンカレンダー。
その日付が0日になってしまってる事実が卒業をより現実のものにしていくのです。
ここでは卒業が別れであることをあえて強く意識させるような始まりになっているのではないでしょうか。
うまく取り繕っても離れ離れになってしまう現実は変わりません。
卒業は寂しく切ないことであるのは、向き合わなくてはいけないことなのです。
学校生活の終わりを感じさせる
そして場面は変わり、体育館の中に佇むコブクロの2人が登場します。
卒業式を執り行う体育館。
まるでコブクロの2人が卒業式を開いてくれている感覚に捉われるような映像になっているのです。
がらんどうの体育館には生徒は疎か、先生すらもいません。
ただ2人佇むコブクロがより学校生活の終わりを強調させているのです。
歌が始まり、歌詞には今までを懐古するような切ない内容が紡がれていきます。
初めてこの体育館に入った入学式。
初めて見る教室、クラスメイト、先生、教科書などたくさんの記憶が蘇っていきます。
たくさんある数年前の記憶たちが頭の中を駆け巡り、月日が流れた現実を痛感させるのです。