「ほんとはね」徹底解説!
今回は、Aqua Timezの「ほんとはね」について詳しくご紹介をします。
楽曲に秘められた「ほんと」のこと。
きっとこの歌は、誰でも共感できるものです。
言いたいこと、思っていることを、感じていること。
人それぞれ胸に秘めた気持ちを持っています。
その思いは簡単に伝えられていますか?
なかなか思いを伝えるのは、難しいと感じることが多いと思います。
しかも伝えたつもりでいても、うまく伝わっていなかったり…。
想いが強すぎるほど、空回りしてしまいます。
しかし、本楽曲は想いを伝えられずにいる人の背中を押してくれる名曲です。
一緒に魅力を体感していきましょう。
歌詞を徹底解釈!
それでは、歌詞についてご説明をしていきたいと思います。
現実との折り合い
飼ってた犬も 生まれた土地も こっそり抱えてきた悩み事も
夢中になった部活も 土の匂いも 風に運ばれていった夢も違う二人
大人になり 与えられた役割 愛想笑い
現実との折り合いも板についてきたけど
遠慮抜きで 心を通わすっていつまでも難しいよね
出典: ほんとはね/作詞:太志 作曲:太志
人それぞれ、いろいろな環境で大きく育っていきます。
条件はひとつとして同じものがない私たち。
幼い頃とは異なり、大人になると「役割」を与えられます。
その役割は、会社員だったり、上司だったり、後輩だったりと様々。
ただ、役割には満足はできていません。
けれども生きていくためには受け入れるしかありません。
愛想笑いを重ねて、現実に与えられた役割との折り合いを見つけていく。
なんとか理由を見つけて、自分を納得させている現実。
大人になっても思う。
大人になってこそ思う。
心を通わせることが難しいということを。
素直になれれば…
こみ上げてくる想い 言葉にできても声にならない
かくれんぼみたいな日々 こんなにもそばにいるのに 素直になれない
出典: ほんとはね/作詞:太志 作曲:太志
日々感じること、心から湧いてくる様々な感情。
きっとみんなにもあるでしょう。
けれども、のど元まで来ているのに、不思議と言葉になりません。
声にもならない叫びです。
思いや感じることはそこにあるのに出てこない…。
伝えたいのに、うまく言葉が出てこなかった経験はありませんか?
思いはあるのに、言葉にできず、後悔した経験を。
心のすぐそばにいるはずなのに、呼んでも出てこない。
見つけられないもどかしさと歯がゆさ。
素直になれれば、自然に言葉が出てくるはずなのに。
頭ではわかっていても、いつも素直でいることは難しい。
実際行動に移すと難しいのは、皆さんも体験したことがあるでしょう。
感じたままに、思ったままに生きられない難しさを私たちは感じています。
君が好きで
ほんとはね かまってほしくて いじけたふりをしているだけなんだよ
子供みたいでしょう
ほんとはね 君の事 好きで 好きでたまらないんだよ
あぁ 届くといいのになぁ
出典: ほんとはね/作詞:太志 作曲:太志
本当の気持ちはいちばん自分がわかっています。
あなたにかまってほしいだけ。
一人だと寂しいだけ、あなたが好きなだけ。
子供っぽいなんて、心の底から自覚しています。
けれども、大好きなあなたがいるから、どうしようもないんです。
素直に好きと言えれば、気持ちよくなれるのでしょう。
自然に伝われば楽ですが、そうもいかない現実。
本当の気持ちが伝わるといいなぁと、切に思う日々。
でも、大切なことは、言わないと伝わらない。
思いは空気のようには、伝わらない。
いつも心の葛藤なのです。
夕闇にすら相手にされない
本当のことを 知りたいけれど
目の当たりにしたら立ち直れなくなるかもしれないから
さまよう振りをしては ここで考え事をしてるのかな
窓の向こう 気がつけば既にもう 時はこっそり過ぎ行き
あれもこれも永久の流れに溶けてくよ 夕闇が子供達を家に帰らせてる
出典: ほんとはね/作詞:太志 作曲:太志