この状況を嘆くよりも先に
やるべきことがあった
ここぞという時に楽な道を探す
怠け者だった
生まれ変わるなら
もっといい人生を送りたいな
不器用なままでは
世間は冷たい
出典: 勇者たち/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
Bメロの部分です。
「うまくいかなかったのは時代のせいだけじゃない」と自らを振り返り反省しています。
状況に翻弄されてしまい、受け身の姿勢になっていたこと。
頑張りどころで逃げてしまう回避型であったこと。
そうした自分の生き方が、どこか物足りない人生へとつながっていったこと。
世間はシビアなので、どうしても器用な人の方へ関心を向けます。
冷静で積極的、困難に立ち向かう人は頼もしく、人望も集まりますね。
彼は反省しつつも「今生では器用な自分にはなれない」とあきらめているようです。
離れていった彼女を懐かしむ
僕の存在を思い出してくれたら
I need to know me yeah yeah
If you don't need somebody ok
よかったらまた思い出して
ここに僕がいることを
出典: 勇者たち/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
Bメロから始めのサビを繰り返した後は、こちらの別サビの歌詞が付け加えられます。
英語を筆者が意訳すると「君に僕のことを知ってほしい」「もし誰かが必要じゃないならそれでOK」という感じ。
彼は彼女に対して「絶対」までは要求しないけど、「気が向いたら僕を思い出してほしい」と望んでいます。
別れてしまったって、彼は決して死んだわけではありません。
この世界で今も生き続けています。
会うことはなくても、「せめて彼女の心の中で生き続けていたいな」という願望が透けて見えます。
彼女は手の届かない場所へ
そんな風に優しくしたら
きっと僕はまた君に甘えてしまうよ
君はすごく遠い街に行ったみたいだね
「綺麗になった」って母さんが言ってたよ
出典: 勇者たち/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
2番のAメロ部分です。
彼女は彼にとって庇護者であり、お母さんのような存在でもあったようです。
愚痴を聞いてくれて気持ちを受け止めてくれるものだから、つい頼りがちに。
「また寄りを戻せるかな」なんて男心を発動し、期待してしまったりもするのです。
しかし、現実はそう甘くはなく。
彼女はそう簡単に会えない場所へ、もしかすると外国に行ったのではと推測されます。
新しい地に順応して、ひょっとすると新しい男も見つけたりなんかして。
いずれにしても、外見も中身も以前に増して磨きがかかったようですね!
時代の波にのる彼女が眩しい
世の中いい人も悪い人も
見分けがつかなくなった
競い合うことに疲れ評価も恐れて
逃げたくなった
僕が持ってないもの君は持ってたから
惹かれたのかな
追いつけないことなんてわかってたのに
出典: 勇者たち/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
2番Bメロの部分です。
現代はコミュニケーション力全盛の時代。
平和な環境下では、互いを理解し合い想いを伝える力となります。
反対に戦乱の世においては、相手を欺き自らを有利な立場へ導く武器となります。
社会に出れば、表面上は笑顔を浮かべつつも水面下で熾烈な競争が繰り広げられることがしばしば。
「誰を信用したら良いのか」というより「誰を信用することに決めるのか」という決断が迫られます。
繊細な彼は社会に翻弄されて、人と向き合うのが怖くなってしまいました。
一方の彼女はとても優秀な人で、自分の意思を持ち、揺らぐことなく社会で活躍していきます。
出会ったばかりは学生か社会人なりたてで、そんなに差はなかったかもしれません。
しかし、いつのまにか彼女ははるか遠く先へ進んで行ってしまったのです。
自分を変える動機は彼女
今も大事な存在
哀しみが過ぎて いつの間にか忘れ
無感覚で
君が去って 僕は痛み感じて
その方がマシさ
いつかの夢に見た勇敢な人になりたいよ
笑っていてよ 微笑む先が 僕じゃなくても
出典: 勇者たち/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah
2番のサビ部分です。
「何も感じられないよりかは痛みを感じている方が良い」と僕は思っています。
傷口を傷口と認識しなかったら、彼女が居た事実すら抹殺してしまうからです。
別れた後も、彼女のことが大好きなのです。
勇敢な人=勇者になりたいと僕は切に願います。
そして彼女が元気で居てくれるように。
もう「自分のもとに戻ってきてほしい」なんて言いません。
ただ、笑顔でいることだけを望みます。
生きる理由になっている
I wanna change myself yeah yeah
I found my reason to live yeah yeah
忘れた頃に君の近くで
僕が僕らしくいれたら
出典: 勇者たち/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah