あの頃の輝きが
息を潜めたとしても
随分老けたねって
明日も隣で笑うから

出典: 三文小説/作詞:常田大希 作曲:常田大希

誰もが若いころは輝いているように感じるもの。

年を取るにつれて、だんだんとその輝きは消えていくように感じます。

それでも、お互いに老けたねといって笑い合える相手。

僕にとって若いころの輝きだけが大事なものではないのです。

年を重ねた今の君といる時間も大切に感じる。

年を取ったこともささいな笑い話にして、共に笑い合っていたいのです。

そのままの君と共に

悲しまないで良いんだよ
そのままの君が良いんだよ
過ぎゆく秒針を隣で数えながら

出典: 三文小説/作詞:常田大希 作曲:常田大希

年をとって身体が衰え、老いていくのは誰にとっても悲しいこと。

ましてやこのドラマの主人公のように、突然20も年をとってしまったら…。

その悲しみは想像に余りあるものなのかもしれません。

けれど、老いていくことも人間が通っていくひとつの道です。

だからこそ、どんなに老いても身体が変わっても、そのままの君でいい。

過ぎる秒針は人生の時間を数えているかのよう。

一刻一刻、人生は確実に終わりに向かっていきます。

そのことを受け入れ、隣で共に数えて。

時計が尽きるまでの時間を共に過ごしたいと願うのです。

人生は物語のように

涙が区切る人生という物語

止めどなく流るる泪雨が
小説のように人生を何章にも
区切ってくれるから

出典: 三文小説/作詞:常田大希 作曲:常田大希

悲しい時に流す涙、あるいはそれを示すような雨。

人生で涙を流すことは何度となくあるでしょう。

それをタイトルの通り「小説」に例えれば、涙は人生を区切ってくれるもの。

小説の章について思い返してみましょう。

多くの小説はある程度シーンやストーリーが進むと章が切り替わるもの。

切り替わった章はまた新しい展開を導いてきてくれます。

だから、どんなに悲しい涙があっても大丈夫。

それが章の区切りのように物語を印象的にし、新しい展開を始めてくれるものだからです。

君の流す涙も、きっと新しい展開につながっていく。

僕はそのそばで見守り続けると、あたたかい視線を感じます。

愚かでも大切なものを守るということ

愚かだと分かっていても尚
足掻き続けなきゃいけない物語があるよ

出典: 三文小説/作詞:常田大希 作曲:常田大希

真実と向かい合う時と同様に、愚かでも足掻き続ける時も人生には訪れます。

もっと上手な解決法があるのかもしれない。

あるいは最初から何もやらなければ、愚かな目には合わなくて済むのかもしれない。

それでも、自分が選んだ物語なのなら。

大切な人と共に生きていくことを選んだのが自分の物語なら、足掻くしかない。

それが自分の選んだ物語を貫くということなのです。

君こそが僕の救い

君の力になるために

あゝ
立ち尽くした
あの日の頼りない背中を
今なら強く押して見せるから

出典: 三文小説/作詞:常田大希 作曲:常田大希