Acid Black Cherry
Janne Da Arcのヴォーカリスト、yasuのソロプロジェクト
Acid Black Cherryは、現在活動休止中のJanne Da Arcのヴォーカリスト、yasuのソロプロジェクト。
Janne Da Arcは、大阪出身のヴィジュアル系バンド。1999年のメジャーデビュー時には”ヴィジュアル系バンドの最終兵器”というキャッチフレーズで売り出されました。
当時の日本の音楽シーンはヴィジュアル系バンドが大活躍しており、LUNA SEAやGLAY、L'Arc~en~Ciel、黒夢などがヒットチャートを賑わせていた時代。
まさに空前のヴィジュアル系ブームだったわけですが、その流れの中でも比較的遅くデビューをした形になったので、こういうキャッチフレーズになったのでしょうね。
Janne Da Arcといえば有名だったのが、リリースラッシュ。
2001年と2004年の2回行われており、2001年にはシングル5枚、アルバム1枚、DVD1枚をリリース。
2004年は第2弾として前回を上回るシングル6枚、アルバム1枚、DVD1枚と、怒涛のリリースラッシュを行い、当時話題となりました。
2007年には、メンバーそれぞれがソロ活動を開始させることを発表。
Janne Da Arcとしては、現在に至るまで活動休止ということになっています。
Project “Shangri-la”の第二弾シングル「黒猫~Adult Black Cat~」
今回ご紹介する曲「黒猫~Adult Black Cat~」は、2013年に Project “Shangri-la” の第2弾シングルとしてリリース。
シングル作品としては、17枚目にあたります。
Project “Shangri-la”は、東日本大震災によせてyasuが自分の人生や生きる意味、そして自分のできることを考えた時、音楽しかない、と思ったことから始まりました。
ボランティやチャリティーを行うことは、素晴らしい。
けれど、”ひととき”で終わってしまうものではなく、自分が継続して行えることは何か、そう考えた時、おのずとその答えは出たそうです。
自分の音楽で、誰かが笑顔になってもらえるのだったら、自分は音楽をやろう。
その笑顔は伝染するものだから。
このプロジェクトはには、そういう意味が込められていました。
Project “Shangri-la”
Project “Shangri-la”は、新曲をリリースしながら、全都道府県でライヴを行い、そしてyasuと交流のできるイベントを行う、この3つを柱として行われました。
実際にラジオの公開収録や、yasuとのハイタッチ会などが全国各地で行われました。
新曲も Project “Shangri-la” としては3曲リリース。
第1弾が「Greed Greed Greed」。そして第2弾が「黒猫~Adult Black Cat~」、最後の第3弾が「君がいない、あの日から…」。
この3曲は、2015年にリリースされたアルバム『L-エル-』に収録されています。
PVをご紹介!
「黒猫~Adult Black Cat~」の歌詞の世界
ではここからは、「黒猫~Adult Black Cat~」の歌詞を見ていきましょう。
男もネオンも振り返る
噂の猫って 私の事
アイツ仕込みのくちびるで
私は夜を手に入れた
長い髪をかきあげて 少し上目使い
目を細めて um チェリーにA(kiss)
まだまだ声出さないで
私は黒猫
仕留めた男の数?覚えてない
神様だってなんだって逝かせてみせる
だんだん 街は どんどん 私を染める
出典: 黒猫~Adult Black Cat~/作詞:林保徳 作曲:林保徳
セクシーな夜の猫の登場です。
夜の街は、彼女の噂であふれています。
すれ違えば、誰もが振り返らずにはいられないほどのその美貌。
その姿。その香り。
虜にならない男性はいないでしょう。
男性どころか、神様だって私の魅力に抗えはしないと自信に満ちあふれる彼女。
上目使いに見つめれば、思い通りにならないことなど何もない。
黒猫のようにしなやかに、今夜も夜の街を彷徨います。
哀れな捨て猫はもういない
『あんたなんか キライ!×∞』
そう言って泣いていた6年前
フラフラ ネオンに誘われ
捨てられたって噛み締めた
夜の街が眩しくて 魔法がとけたみたい
誤解しないで 恨んでなんかない
そのおかげ 私 今があるの
私は黒猫
もう哀れな捨て猫なんて呼ばせない
ギラギラ光る瞳のネオンは
だんだん 強く どんどん 私を生かせる
出典: 黒猫~Adult Black Cat~/作詞:林保徳 作曲:林保徳