きのこ帝国「東京」
「東京」について「東京というタイトルのついた曲が名曲ばかりの中、数ヶ月という時間をかけてつくりあげた自信作」と語るボーカル&ギターの佐藤千亜妃。
きのこ帝国が自信作だと答えた「東京」は、多くの人に聴いてほしいと1枚100円、限定5000枚で発売しました。
しかし当初予定していた5000枚を遥かに超える予約が殺到、増産が決定したことでも有名です。
きのこ帝国について
佐藤千亜妃(Vo/Gt)、あーちゃん(Gt)、谷口滋昭(Ba)、西村“コン”(Dr)の4人組バンド。2012年にDAIZAWA RECORDES/UK.PROJECT inc.よりアルバム『渦になる』でデビュー。
出典: http://kinokoteikoku.com/profile/
きのこ帝国というバンド名の由来として、結成当時のあーちゃんの格好がきのこのようだったこと、かつてカルト的な人気を誇ったバンド・ゆらゆら帝国の存在が挙げられています。
バンド音楽の特徴には、ポストロックやシューゲナイザーの要素が挙げられます。
しかし轟音をかき鳴らすような音でありながら、そこにのるボーカルは透明感がありエモーショナルなのが印象的。
音楽の入り口はR&B?!
ボーカル&ギターの佐藤はインタビューで、R&Bがきっかけで音楽の世界にハマったと答えています。
兄の影響で、宇多田ヒカルや平井堅の歌を聴き始め、モーニング娘。やSPEED全盛期にR&Bやソウルの世界へハマっていった佐藤。
高校・大学時代にはBUMP OF CHICKENの歌詞に共感し、バンド音楽ばかり聴くように。
現メンバーとは「音楽サークルには入らないけどバンドやりたい子がいる」というお誘いがきっかけで出会い、現在に至ります。
「東京」という渾身の一作
佐藤は「東京」という曲をつくりたいと思っていたようですが、「東京」というタイトルの曲に名曲が多いと感じ、気が引けていたのだそう。
しかしそんな中で自信を持ってつくり出した楽曲「東京」。
エンジニアに井上うに(椎名林檎やPeople In The Boxなどの作品を手がける)を迎えレコーディングした渾身の一作となっています。
「東京」のMVに出演する女優・モデル○○とは

「東京」のMVを監督しているのは、映像作家であるフカツマサカズさん。
彼はロックバンドONE OK ROCKや9mm Parabellum Bullet、andymori、UNISON SQUARE GARDENのMVも手がけています。
女優・モデルの臼田あさみが登場
美しい映像が印象的なMVには、精力的に活動を続ける女優・モデルである臼田あさ美が出演しています。
臼田あさ美の起用は、「MVの世界観にぴったり」だというメンバーからのリクエストがあったからと言われています。
ボーカル&ギターの佐藤は、臼田あさ美の持つ透明感や表情の裏に見える複雑さに魅力を感じたとインタビューで答えています。
陽の部分だけでなく陰の部分も表現できる女優が、きのこ帝国の世界観にぴったりだったのでしょう。
「東京」という生活感のある世界観と、きのこ帝国特有の切ないサウンドや歌詞が絶妙にマッチしたMVです。
【interview】きのこ帝国『フェイクワールドワンダーランド』– BELONG Media
『Map Of Pop Music』をコンセプトとしたマガジンとWebを連動させた音楽メディア
2年後には「愛のゆくえ」のMVにも登場
