歌詞にある<酒>とは島酒、沖縄の地酒・泡盛のことです。
<マース>とはシママース、沖縄の塩のこと。<ぞうり>は島ぞうり、いわゆるビーチサンダルのことです。
"島酒、シママース、島ぞうり…"島"と名の付くものはなんでも大好き!"
こちらの歌詞からは沖縄愛があふれ出ていますね。
かりゆしウェアーでまーかいが
オバーが夕飯炊いてるさ
出典: オジー自慢のオリオンビール/作詞:BIGIN 作曲:BIGIN
アロハシャツを基に作られた沖縄のシャツ・かりゆしウェア。普段着以外にクールビズの一環として沖縄の官公庁でも導入されており、沖縄を代表する県産品のひとつです。
<かりゆしウェアでまーかいが>とは「かりゆしウェアでどこ行くの?」という意味。オバーは"おばあちゃん"のことです。
"オバーが夕飯を用意して君の帰りを待ってるよ!"といったニュアンスでしょうか。なんだかほっこりしますね。
今日〜は那覇市のビアガーデンへ〜
野球応援、甲子園、
明日は準々決勝ど
夜から応援しておくさ〜
出典: オジー自慢のオリオンビール/作詞:BIGIN 作曲:BIGIN
甲子園の応援にだってオリオンビールが欠かせません!果たして決勝まで進めることはできるのでしょうか⁉
沖縄代表に優勝して欲しい!という強い気持ちが、前日の<夜から応援>という行動に表れています。
三ツ星かざして高々と
ビールに託したウチナーの
夢と飲むから美味しいさ
オジー自慢のオリオンビール
オジー自慢のオリオンビール
出典: オジー自慢のオリオンビール/作詞:BIGIN 作曲:BIGIN
沖縄県民の沖縄大好き!という気持ちが託されているオリオンビールは、今日も祝いの席で飲まれています。
2
どんな映画を見に行くよりも
オジーと飲んで話したい
不景気続きでちゃーならん
内地で仕事を探そうかね
金がないなら海にが行くさ
魚があれば生きられる
なんくるないさ やってみれ
働くからこそ休まれる
出典: オジー自慢のオリオンビール/作詞:BIGIN 作曲:BIGIN
どんな映画よりも、自分より長く生きいろんな体験をしてきたオジーの話の方が楽しく、貴重で、ためになるのかもしれませんね。
<不景気続きでちゃーならん/内地で仕事を探そうかね>
「不景気続きでどうしようもない。日本本土で仕事を探そうかね」そんな暗い会話になってしまうかもしれません。
だけど、オジーは教えてくれます。
「金が無かったら海へ行け。魚があれば生きられる」
「なんともないさ、やってみな。働くからこそ休めるもんだ」
この言葉、沖縄を離れて暮らす人々にとっても心に響くのではないでしょうか。
三ツ星かざして高々と
ビールに託したウチナーの
夢と飲むから美味しいさ
オジー自慢のオリオンビール
オジー自慢のオリオンビール
出典: オジー自慢のオリオンビール/作詞:BIGIN 作曲:BIGIN
就学や就職で沖縄を離れることになっても、出発の前夜には友人親戚一同、オリオンビールとともに楽しく送り出してくれるのでしょうね。
3
戦後復帰を迎えた頃は
みんなおんなじ夢を見た
夢は色々ある方が良い
夢の数だけあっり乾杯
三ツ星かざして高々と
ビールに託したウチナーの
夢と飲むから美味しいさ
ワッター自慢のオリオンビール
ワッター自慢のオリオンビール
出典: オジー自慢のオリオンビール/作詞:BIGIN 作曲:BIGIN
1945年の太平洋戦争終結後、日本は1952年に主権を取り戻しましたが、沖縄は連合国軍に占領されたままでした。
在日アメリカ軍の優遇と沖縄県民への不当な差別に苦しんできた沖縄県民は「本土復帰」という共通の夢を見てきたのです。
沖縄が権利を取り戻したのが1972年のこと。
戦後復帰までは共通の夢を見てきた沖縄県民も、今や一人一人がそれぞれの夢を追いかけることができます。
三ツ星かざして高々と
ビールに託したウチナーの
夢と飲むから美味しいさ
ワッター自慢のオリオンビール
ワッター自慢のオリオンビール
出典: オジー自慢のオリオンビール/作詞:BIGIN 作曲:BIGIN
1952年に生まれたオリオンビールはそんな沖縄県の歴史を支えてきた存在でもあり、見守ってきた存在でもあります。
<ワッター>とは<俺たち、私たち>という意味。
オリオンビールは沖縄県民にとって誇り高いビールなのです。