『ZOC』の紫色担当!【香椎かてぃ】
孤高の横須賀バカヤンキー、見参!
グループ名はウォー・シミュレーションゲームなどで用いられる「Zone of Control」(支配領域)の略語「ZOC」に由来。「孤独を孤立させない」という意味の「Zone Out of Control」と重ね合わせている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ZOC_(アイドルグループ)
今回ご紹介するのはそのZOCの紫色担当【香椎かてぃ】です。
『ZOC』の治安担当を自称する一方で、通り名は『孤高の横須賀バカヤンキー』。
切れ長の三白眼が特徴的で、整った顔立ちながらもけして愛想がいいとはいえない彼女。
自身のSNSでは煙草を吸い、パチンコを回す姿が見られることもしばしば。
以前深夜の人気番組『ゴッドタン』では『素行の悪いアイドル部門』として紹介されていましたね。
既存のアイドルという枠組みから飛び出しまくった、まさに異端児とも呼ぶべき存在でしょう。
そんな彼女がアイドルを目指した経緯から、意外すぎるギャップだらけの素顔まで。
【香椎かてぃ】の知られざる魅力を本日は暴いていきたいと思います!
香椎かてぃの波乱のアイドル生活
原宿発アイドルグループとして活動開始!
学生時代あまり勉強は得意ではなく、頭の悪さは自他共に認めるほどの彼女。
ミスiDの最終審査では、高校を留年した上学校の定期試験で最下位を取った話をあっけらかんとしています。
しかしそんな中でも絵を描いたり物を作ったりすることは好きだった様子。
彼女の独特の感性はこの頃から片鱗を見せていたようでした。
そんな学生生活を送る中、多くの人を笑顔にさせるアイドルという存在に憧れていったそう。
そしていろいろな縁に恵まれ、念願のアイドルデビューを果たした彼女。
最初に所属したアイドルグループは、なんと原宿発のロリィタアイドルグループ『meltia』でした。
今の風貌の彼女からはなかなか想像がつかないですよね。
フリフリのゴシックなロリータ服を着て、ステージで踊っていたのかもしれません。
しかし、この頃から群を抜く美しさであったことは間違いなく、そのポテンシャルは単なる可愛いアイドルには収まりません。
可愛さの奥にある鋭い眼光と単なる造形美を超えた強靱な美しさはmeltiaの中でも一際目を引くものでした。
この「他の人とはひと味もふた味も違う」というオーラ・スター性というべき輝きを放っています。
ミスiD2017受賞、そして『ZOC』加入へ
その後ミスiD2017のオーデションに参加し、彼女の魅力である独特の感性を存分に発揮します。
結果、大森靖子賞を受賞。それがきっかけとなり、『ZOC』へと加入したそうです。
ちなみに『ZOC』結成当初、同グループの戦慄かなのとはこんなエピソードが。
ZOCメンバーの戦慄かなのは、かてぃとは顔合わせ当初は険悪な仲だったが、かてぃが足の匂いを嗅がせたことで「足の匂い嗅がせる奴に悪い奴はいない」(プライドが高かったら足の臭いを嗅がせることはしないだろう)と思い、デビュー前には仲良くなったと語っている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/香椎かてぃ
普通のアイドルではなかなか想像のつかない、かなり衝撃的なエピソードですね。
メンバーの大森靖子もこのエピソードを聞き、「匂い嗅いで仲良くなるって犬か!」と大爆笑。
香椎かてぃの行動にも驚きですが、それを受け入れるZOCメンバーもなかなかのもの。
彼女はどうやら、仲間になるべくしてなったメンバーたちと出会うことができたようです。
普通に考えればこの行動は本来凄まじく屈辱的な筈の行為であり、足を嗅がせるのが何故いいことなのか分かりません。
これもある意味不良文化の名残とでもいうべきもので、アイドルとしてはあまりよくないことでしょう。
これが笑い話で済まされている所が改めてかてぃたちZOCメンバーの不思議な所です。
東京でまさかの『ホームレス生活』!?
そんな彼女ですが、ZOCに加入する少し前に実はなかなかの問題を抱えていました。
一時期住むところを失い公園生活をしており、ミスiDの選考委員であった吉田豪の仕事場の一室を借りて住んでいたことがある。ZOC結成を前に、葵時フィンと共同生活を始めるが、フィンが結成直後に脱退したのでその後は一人暮らしである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/香椎かてぃ
夢を与える存在であるアイドルが、なんとホームレス生活!?
そんな彼女を見かねて救いの手を差し伸べた吉田豪。
変な噂になってもダメだから、と周囲には秘密で彼女を家に上げていたそうです。
アイドルを目指すべく上京した彼女を取り巻く居住環境は、当初なかなか波乱万丈だったようですね。
吉田豪さんといえば、プロの書評家にして批評家でもありますが、そんな人がホームレスのかてぃを拾った事実もまた面白い所です。
しかし、この時期の紆余曲折があったからこそ、今の異端児なアイドル像にも説得力が生まれるというもの。
確実に普通の女子であればしない筈の経験を若い頃からしているのですから、その紆余曲折だけでドラマが出来そうです。
その波乱万丈に満ちた若かりし頃の苦難が今のアイドル像に血肉となって生きていることに間違いはありません。