時折見られるミスチルの影の部分とは?
人気があるのはハッピーな曲です。
また、『彩り』などのような優しい曲にとても人気があります。
しかしながら、皮肉たっぷりの曲や、暗い曲もたくさんあるのです。
本楽曲『DISCOVERY』は、鬱屈とした気分を綴った曲のように思えます。
が、ミスチルの曲は暗いだけでは終わらないのが通常です。
ほぼ例外なく聴く人が希望を見出せるようにつくられています。
それがミスチルの価値のひとつです。
U2・レディオヘッドから受けた影響
迷走する魂が終わりなき旅を続ける
冒頭で、本アルバムのジャケットがU2『ヨシュアツリー』に酷似していると述べました。
『ヨシュアツリー』は1987年に発売され、全世界で2500万枚のセールスを記録したアルバムです。
ミスチルのメンバーも影響を受けたことが想像できます。
アルバム『ヨシュアツリー』の2曲目は『I Still Haven’t Found What I’m Looking For』です。
この曲には『終りなき旅』という邦題がつけられています。
端的に言うと、愛する人のために闘ってきたけれど、まだ何かを探しながら生きているという歌詞です。
人生に悩み闘う男の姿に、若い頃の桜井さんが影響を受けたことが想像できます。
そしてご存じのとおり、アルバム『DISCOVERY』に収録されている曲も『終わりなき旅』です。
「エアバッグ」で命拾いし魂が再生する
さて、次は楽曲『DISCOVERY』が受けた影響について見ていきましょう。
レディオヘッドの『Airbag』と曲調が酷似しています。
レディオヘッドとは、1980年代に結成されたイギリスのロックバンドです。
『Airbag』は、1997年発表のアルバム『OKコンピューター』の1曲目に収録されています。
歌詞の内容に衝撃を受けます。
レディオヘッドのメンバーはトラック事故に遭い、エアバッグで助かったそうです。
そのときのまるで神の啓示のような体験が描かれています。
エアバッグで命拾いしたことにより、まるで世界を救う為に生き返ったと歌っているのです。
まるで魂が再生するような歌詞の内容になっています。
楽曲『DISCOVERY』は、魂の再生というテーマに影響を受けているのではないでしょうか?
まとめ:自分自身と世界を救済する
前項から、桜井さんもそのような気持ちで本楽曲を制作したのではないかと予想できます。
今のミスチルの曲調からは想像できませんが、当時ミスチルは難しい状態にありました。
そうしたら『きらきらひかる』というドラマの主題歌で『ニシエヒガシエ』を発表。
桜井さんの声のようだけれど、今までと異なる曲調の楽曲に驚き一瞬ミスチルとは思えませんでした。
聴く人によっては「ミスチルどうなっちゃったの?」と思った人もいたようです。
その後、アルバム『DISCOVERY』が発表されました。
こちらのアルバムは、今になってみると本人たちは「迷走していた」らしいです。
しかしながら、ファンはこの迷走していた期間の『DISCOVERY』と『深海』を評価します。
なぜなら思い悩む人たちの魂に寄り添い救済してくれるからです。
楽曲『DISCOVERY』がファンに与えてくれるものは、「魂の救済」の発見といっていいかと思います。
Mr.Childrenの楽曲にはそんな力があるのです!
Mr.Childrenの自称迷走期間の名曲を紹介します!
Mr.Children『花 -Mémento-Mori-』
ミスチルの曲の中で好きな曲は?と女性に聞くと本楽曲を挙げる人は多いです。
女性目線の歌詞になっています。
当時この曲を聴いて涙し、勇気を与えられた女性は多いようです。
ミスチルもこの曲に自信があったようで、カップリングなしでシングルカットされました。
桜井さんのボーカルにも熱がこもっています。
【花 -Mémento-Mori-/Mr.Children】手にしたい愛とは?!歌詞の意味に迫る! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
Mr.Children11枚目のシングル「花 -Mémento-Mori-」。1996年の発売から長い人気を誇る一曲になっています。2001年にはこの曲をリメイクした「花」も発表されており、Mr.Childrenお気に入りの曲のようです。”手にしたい愛”とはどんな愛でしょうか。歌詞の意味に迫りながらご紹介します。
Mr.Children『ALIVE』
記事でも言及されていますが、史上最高の名曲とファンからいわれているそうです。
これには多くの人が同意をします。
当時桜井さんは絶望の淵にいたようです。
絶望から這い上がろうとする心情が描かれているので、今落ち込んでいる人は聴くべきだと思います。
ミスチルには絶望から人を救う力があると思えるのがこの曲です!
ちなみにライブで動く歩道を歩きながら歌う演出をしていたのが印象的でした。
人生を歩む道のりはこれからもまだまだ続きますが、苦しいときでもこの曲を聴いて勇気をもらってください!