天国に旅立ってしまった最愛の人と、手元ですくすく育つ娘。

彼女の面影を宿す娘の未来に思いを馳せます。

どんな言葉を使えば もっと心通じ合えたかな
強がりの笑顔に隠した その涙
どんな日々を過ごしたって
きっと現在を信じつづけていれば
ひとつだけ僕たちの道が始まるよ

出典: マイガール/作詞:Wonderland 作曲:多田慎也

子を宿していること、自分を愛し続けていることを隠して、自分に笑顔を残したまま天国へと去った君。

その笑顔の裏にあったはずの涙に濡れた心に気付かなかった自分を取り返すように、自分と娘、そして天国の君が進むたったひとつの人生を歩みだします

優しさに触れる瞬間が幸せへ導いてゆく
微笑む声重ねたなら
僕らはほんのちょっとずつ
歩いて行ける気がした

出典: マイガール/作詞:Wonderland 作曲:多田慎也

幸せは、相手が自分に差し出す優しさに気付いた瞬間から生まれます。

そんな優しさを与え合いながら、笑顔とともに人生を歩む自信が沸いてきます。

ありがとうの想いを伝えたいよ そっと君のもとへ
遠く離れてしまっても 思い出に満ちた未来へ
瞳を閉じれば 君と過ごしたあの季節が思い浮かぶ
ふたりの記憶つないでいく今日も そっと小さな温もりを集めて

出典: マイガール/作詞:Wonderland 作曲:多田慎也

君に伝えたい「ありがとう」という言葉が天国の君へと届くように、娘と幸せな思い出をたくさん作って、未来に送り出すよ、と歌います。

そのエネルギーは、いつでも君と過ごした日々の思い出から湧き上がります。

君と娘ふたりの記憶、自分と君ふたりの記憶。

それらを自分と娘の記憶として、そこに毎日の幸せをプラスしながら未来に向けて紡いでいくのです。

2番の歌詞の解釈

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新米パパの父性愛が育つ感動物語

幼い子どもを育てる毎日のなかで生まれる出来事に心を揺さぶられる、新米パパの成長物語なのもまた、「マイガール」の大きな魅力です。

僕が包んだ指先
そっとこぼれ落ちてしまったのは
足早に駆け出した君の温かさ

出典: マイガール/作詞:Wonderland 作曲:多田慎也

守るべき娘と手を繋いで歩くあたりまえの日常を変化させるのは、娘の成長です。

不意に駆け出す娘の足の速さに解かれる手、何でも話してくれた娘の突然の隠し事など。

そういえば母親の君も、そんな風に自分の手を突然離し、旅立ってしまったっけなぁ、と、その裏にあった温かな心を、まだ手のひらの中に残る娘の手の温かさに重ねたりします。

大切な事は全部 君ひとりで抱えていた
言いたい事何も言わず 放してしまった手のひら 思い出すよ今でも

出典: マイガール/作詞:Wonderland 作曲:多田慎也

本当は分け合って欲しかったのに、二人にとって大切なことは全て、一人で解決しようと抱え込んだまま去ってしまった君を思い出します。

そして、自分も言いたい言葉を飲み込んだまま、何も出来ずに見送ってしまったのです。

手のひらの中の温もりに、過去の不甲斐ない自分の後悔を重ねます。

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ありがとうともう一度伝えたいよ そっと君のそばで
昨日に戻れないけど 祈るように明日を迎える
手を伸ばせば 君が残したあの季節の扉開く
逢いたくて仕方ないから今日も きっと君の事思い出すだろう

一秒ごと出会った日が遠ざかってゆくけれど
変わらずに君は生きてる 胸の中で

出典: マイガール/作詞:Wonderland 作曲:多田慎也

天国に行ってしまった君に今伝えたい言葉は「ありがとう」という感謝の一言。

そして、今そばに居てくれる娘にも「ありがとう」と伝えたいのです。

過去の後悔を繰り返さないように、祈るように娘に愛を伝えます。

手を伸ばせば届く距離にいる娘に触れることで、天国の君への愛を確認できます。

そんな君に今の自分を見せたくて、逢いたくて毎日思い出します。

君と出会った日は、無情にもどんどん時の彼方に過ぎ去っていくけれど、時の経過に色褪せない愛が、この胸の中にあります

そっと 、小さな温もり集めて

出典: マイガール/作詞:Wonderland 作曲:多田慎也

心の中に毎日生まれる小さな幸せ、その温かさを栄養にして、この胸にある愛はすくすく育つことでしょう。