【Light Delight】とはどんな曲?
Poppin'Partyの応援ソング
5人組の声優ガールズバンド【Poppin'Party】略して「ポピパ」。
声優ユニットとしてだけではなくアニメに登場するバンドとしても活躍しています。
そんな彼女たちが2018年3月21日に9th single「CiRCLING」をリリースしました。
今回は同アルバムに収録されている【Light Delight】という楽曲を読み解いていきたいと思います。
この楽曲はファンの中でも、メンバーの中でも思い入れの強い1曲。
この歌詞の内容は辛く苦しい気持ちを励ましてくれるような優しい応援ソングになっています。
彼女たちの歌う信じるべき喜びの光とは一体何を表しているのか。
歌詞の意味を読み解きながら、分かりやすく解釈していきたいと思います。
喜びの光
タイトルは【Light Delight】。
これを日本語に訳すと「喜びの光」となります。
ここでいう光とは、希望や期待のことを表しているのでしょう。
彼女たちが見つけた喜びこそが、落ち込んだ心を照らしてくれる光になってくれたのです。
歌詞の意味を読み解いていけば、彼女たちが見つけた喜びの光がみえてきました。
そしてその喜びの光こそが信じるべきものになっていたのです。
喜びの光の正体とこの楽曲に込められた想いも一緒にみていきたいと思います。
落ち込んでいる時のリアルな心情
増えていくため息の意味
ため息色 染まる天井
一人ぼっちのベッドから見上げ
出典: Light Delight/作詞:中村航 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
歌い出しの歌詞からは、曇りがかった心模様が窺えます。
唯一リラックスできる自宅のベッド。
その上で吐き出されるのは、安堵の感情ではなく疲れた時のため息です。
「今日もうまくいかなかった」「なんだか今日は疲れた」。
1日をなんとか乗り切った後の、疲弊して濁ってしまったため息が漏れているのです。
そしてその日々は、毎日のように続いているのでしょう。
天井には、幾重にも重なったため息が充満しています。
嫌なことがあった日や辛いことがあった日。
自分の心はどんどん擦り減っていき、それと比例するようにため息の数は増えていってしまうのです。
アニメのストーリーともリンクした歌詞
声をだせず 前を向けず
ふがいのない 涙がこぼれる
出典: Light Delight/作詞:中村航 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
この歌詞はアニメのストーリーともリンクした歌詞になっています。
メンバーの1人が落ち込んでしまい、一緒に夢を追いかけられなくなってしまった。
その時の心情が痛いほど伝わってきます。
頑張りたいのに、夢を一緒に追いかけたいのに、どうしても下を向いてしまう。
彼女の葛藤とやるせない気持ちが伝わってきます。
自分が落ち込んでいる時や苦しんでいる時、この歌詞は思わず共感してしまうのではないでしょうか。
誰でも共感しやすいように、辛い時の心情をリアルに描いた描写になっていたのです。
自分を成長させること
泣いて泣いて泣いて泣いて(自分を)
抱いて抱いて抱いて抱いて(抱きしめ)
出典: Light Delight/作詞:中村航 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
ここからは彼女たちの込めた想いを強く感じることができました。
涙を流すことは悪いことではありません。
辛い時は思い切り泣けば良いのです。
涙を堪えて強がっているのはさらに自分を追い込んでしまうだけ。
いっそのこと涙を流してしまったほうが気持ち的にはスッキリするものです。
そして辛い時こそ自分に優しくしてあげることも大事なのだと伝わってきます。
いつも厳しく自分に向き合い、努力し、夢を追いかけてきた毎日。
全力で走り続けるのは自分の体をどんどん追い込んでしまいます。
疲れてしまった時は自分で労わることも大事なのです。
それほど自分が落ち込んでしまうのは、全力で取り組んできた証拠でもあります。
この歌詞からは泣いたり、立ち止まってしまうのは決して悪いことではないということ。
そしてそれがまた自分を成長させる糧になるのだと伝わってくる歌詞になっていました。