絶望味わうために 生きるんじゃないのさ
「走れ!」と促す 私の心に過激な本能のホイッスルが

出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)

主人公にとって、夢というものは叶えるためにあるもの。

1行目で表されている「絶望」は夢が破れることや諦めてしまうことを表していると考えられます。

そんなことは許さないといわんばかりに、自分を奮い立たせる主人公。

2行目からは夢に向かって動き出そうとする彼女の決意が滲んでいます。

抑え込んでしまいそうになる自分の理性を解放して本能のままに夢へ向かって行こうとする様子が描かれています。

闇に負けない

がむしゃらに突き進む

Aqours【Deep Resonance】歌詞の意味を解釈!声は誰に届く?動き出す決意を紐解く!の画像

鳴ってるんだ もっと
鳴っていいよ もっと
高まって止まらなくなれ
ムチャクチャも叶うんだ
勢いで叶うんだ 戦う気持ちさえあれば何とかなる

出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)

ここでは主人公の夢を叶えるための心構えが描かれています。

1、2行目は鼓動の高鳴りを意味していると考えられる歌詞です。

それは未来への期待を意味しているのかもしれません。

ドキドキ感を胸に、彼女はどうやって夢を叶えるために動いていこうとしているのでしょうか。

それは4行目以降の歌詞に表れています。

主人公にとって、夢を叶えるために何か具体的な策がある訳ではありません

しかしながら自分の理想に向かって懸命に歩んでいけばいつかは叶うに違いない。

そんながむしゃらながらも力強い気持ちが彼女の心の奥に根付いているのでしょう。

もしその道の途中に苦悩があったとしても、諦めなければどうにかなると思っているのかもしれません。

希望を胸に

Aqours【Deep Resonance】歌詞の意味を解釈!声は誰に届く?動き出す決意を紐解く!の画像

光が 祈りが 君の夢を照らすよ
誰かの鼓動が 君の胸に重なるように
壊れそうなこんな世界で 出会ったのは偶然じゃない
君とのレゾナンス Deeper loving

出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)

1、2行目では夢を追いかける人々へ向けた希望を描いています。

主人公も自分の理想の未来を追いかけていますが、それと同様に周りの人々にも同じように希望を持って欲しい。

そう考えているからこのように他者への思いを描いているのではないでしょうか。

また、ここでいう「君」というのは彼女と志を共にする仲間のことを指していると考えられます。

その根拠となるのが3行目からの言葉です。

偶然とは思えないような出会いというのは、そこに必然性があることを意味しています。

今出会わなくともいつかは出会ったに違いない。

そう考えられるのは、未来に向けて気持ちを共有できるような部分が互いに存在しているからでしょう。

4行目の英詞部分は、「深まる愛情」を意味しています。

主人公の「君」に対しての愛情の深まりを表現しているのでしょう。

世界への抵抗

闇と光

Aqours【Deep Resonance】歌詞の意味を解釈!声は誰に届く?動き出す決意を紐解く!の画像

痛みが 嘆きが 君の夢を貪る
でもまた光が 君の夢を照らすよ
誰かの鼓動が 君の胸に重なるように

出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)

ここでは未来に立ちはだかる闇と、そこへ導く光の両方を対比して描いています。

1行目では夢を潰えさせるような闇を描いているのでしょう。

夢を追いかける上で必ず出会うであろう苦痛や困難。

2行目ではそれに対比するように夢を追いかける上で出会うであろう希望を描いています。

この希望の中身とは一体どのようなものなのでしょうか。

それは恐らく3行目に書かれている「鼓動」という言葉がヒントとなることでしょう。

主人公が「君」と呼ぶ仲間を大切にしていることからも分かるのはこの希望が他者の存在と関係していること。

同じ道を進んでいく他者の存在が理想を追いかける上で救いとなることを表しているのではないでしょうか。

孤独というのは密かに心を蝕んでいきます。

しかし苦痛を共有できる仲間がいれば、その苦痛を乗り越えるために励ましあうことができる。

光というのは、夢に向かって心を「共鳴」し合うことを意味しているのではないでしょうか。

共鳴する未来

Aqours【Deep Resonance】歌詞の意味を解釈!声は誰に届く?動き出す決意を紐解く!の画像

壊れそうなこんな世界で 出会ったのは偶然じゃない
君とのレゾナンス…感じてる
闇へと 声よ駆け抜けろ

出典: Deep Resonance/作詞:畑亜貴 作曲:桑原聖(Arte Refact)

この歌詞パートが「Deep Resonance」の最後の歌詞パートです。

1行目では世界の脆さに言及していますが、これは世界が自分たちの思い通りにならないことを指しているのでしょう。

それでも自分にとっての理想へ近づこうとそんな世界に対して抵抗する彼女とその仲間たち。

2行目では、仲間と意志を共有し合っていることを表しています。

主人公にとって、仲間たちとの絆が大切なものであるということが伝わる歌詞です。

そして3行目では、仲間たちとの絆によって夢が未来に繋げようとする様子を表しているのではないでしょうか。

1人では成し遂げられないことも、同じ気持ちを持つ仲間たちと共鳴することで成し遂げられる。

そんな想いがこの「Deep Resonance」には隠れているのではないでしょうか。