今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
輝ける君の未来を願う 本当の言葉
移りゆく街はまるで 僕らを急かすように
出典: さくら/作詞:森山直太朗 作曲:森山直太朗
いくら仲の良い友人同士とはいえちょっとした隠し事や嘘をついている事はあります。
しかし、黙っていることに苦しくなって告白することもあるでしょう。
それから「友人のことを本当に大切に思っている」ということ。
それを言葉に出して伝える意味も込められているのではないでしょうか。
春の別れで離ればなれになった、これまで共に歩んできた友人たち。
確かに今はメールやネットが発達したおかげで、離れていても連絡を取る事は簡単にできるようになりました。
ですがやはり物理的な距離が遠ければ遠いほど、直接会って顔を見ながら、相手の声を聴きながら。
これまで当たり前のように行ってきたコミュニケーションは、ぐっと難しくなってしまいますね。
場合によっては、この別れが一生の別れになってしまう可能性もあるかもしれません。
ですから最後ぐらいは。
これからしばらく、あるいはもう二度と会えなくなってしまうかもしれない今この瞬間ぐらいは。
君がとても大切な存在だったよ、今まで本当にありがとう、元気でね、と。
偽りのない正直な真っ直ぐな言葉を、友人にぜひ伝えてあげて下さい。
そうやって、これからのお互いの輝く未来を祈り願うのです。
さくら さくら ただ舞い落ちる
さくら さくら ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる瞬間を信じ
泣くな友よ 今惜別の時 飾らないあの笑顔で さあ
出典: さくら/作詞:森山直太朗 作曲:森山直太朗
別れの瞬間が近づいています。胸の中は思い出で溢れ涙が止まりません。
切ない離別の時ですがいつもの笑顔でお互いを見送ります。
「いつか生まれ変わる瞬間」という言葉がでてきますがこれはどういった意味でしょうか。
まず1つは桜の花が舞い落ちてその生命が終わる。そして桜は地面に還り、また新しい桜の養分となって生まれ変わります。
そんな自然の循環を綴った歌詞という解釈ができます。
そして2つ目は現世で出会った親友はいくら仲が良くても、死によっていつか必ずお別れをしなければなりません。
しかし、「運命の友人であれば来世でも生まれ変わって出会うことができる」ということも歌っているのではないでしょうか。
壮大な輪廻を感じさせる歌詞ですね。
信じていればきっといつか会える
さくら さくら いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく 光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう
さくら舞い散る道の上で
出典: さくら/作詞:森山直太朗 作曲:森山直太朗
これからお互い、それぞれの道を歩んでいくため。
確かに今この瞬間、2人は別れを選ばなければなりませんでした。
ですが先ほども話したように、技術の発達した今は連絡を取り合うことだってできます。
さらに言えば、もしかしたら5年後、10年後、20年後。
お互い大人になって年を取って、それぞれの道を歩み続ける中で。
もしかしたら本当に偶然、何かの機会で再び2人の道が交わる事もあるのかもしれません。
あるいは、今生で二度と会えなくなったとしても。
輪廻転生を経て次に生を受けた世界で、また再び共に過ごすことができるのかもしれません。
一説によれば、今世家族や友達として自分の身近にいる人は、前世でも何かしらの縁があった人である。
そんな話だって、一部の人たちの間では信じられていたりもしますからね。
2人が再び会えるかどうかは、神様のみぞ知る、と言ったところでしょうか。
ですがもし2人が互いにまた会えることを、再び一緒に歩んでいくことを望むのであれば。
いつかきっと、その願いは現実のものとなって叶うのではないかと思います。
「さくら」のMVとコード譜もご紹介!
MVはこちら
潔いほど単純化されたMVです。森山直太郎本人とピアノ伴奏が登場する極めてシンプルな作り。
なぜこんなにシンプルになったかというと予算がなかったという事情もあったようですね。
それが逆にかえって、楽曲の素晴らしさをより感じることができます。
ゴテゴテした演出もなくただピアノ伴奏だけによって「さくら」を歌うというMV。
飾り立てられた映像の演出がないので歌そのものの魅力だけで勝負している映像です。
お金をかけて派手に演出されたMVも良いのですがこうした単純なミュージックビデオは歌の本質を感じることができますね。
映像に力を入れていない分、歌を集中して聴くことができるのです。
ちょっと萎縮しているような森山直太朗にも注目してぜひご覧になってくださいね。
甘くて切ない気持ちで胸がいっぱいになります。
「さくら」のコード譜
最後に、この曲のコード譜もご紹介させて頂きます。
この楽曲をかっこよく歌えるようになれば卒業シーズンはモテモテですね(笑)。
しかし、そこでモテてもすぐに別れが待っているという過酷な現実が待っていますが(笑)。
いずれにせよ、マスターしておけば人生で披露する機会は多いでしょうね。
G C G C G Dsus4 D /
僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を
C D G G7 C C#m7-5 Dsus4 D /
さくら並木の道の上で 手を振り 叫ぶよ
G C G C G Dsus4 D /
どんなに苦しい時も 君は笑っているから
C D G DonF# Em C D G G7 /
くじけそうになりかけ て も 頑張れる気がしたよ
C D G G7 A7 A7onC# Dsus4 D /
霞みゆく 景色の中に あの日の唄がきこえる
出典: さくら/作詞:森山直太朗 作曲:森山直太朗