ソナーポケット「一生一瞬」
2017年4月26日にリリースされた25thシングル
「一生一瞬」は、ソナーポケットらしい愛を感じながらも、人生を見つめなおすきっかけをくれる名曲です。ゆったりとしたバラードがとても心地いいですよね!
3人での活動を休止していたソナーポケットが再び動き出した第1弾シングルでもあり、本人たちにとってもファンにとっても印象深い楽曲ですよね。
ワーナーミュージック・ジャパン移籍後初ということもあり、ソナーポケットの第2章の幕開け曲ともいわれています。
「一生一瞬」は、日本テレビ系「スッキリ!!」の4月テーマソングとしても起用されていますよ。
CDは、2種類の初回限定盤と通常盤があり、カップリングには「LA LA LOVE」が収録されています。
どちらの楽曲にもMVがあり、初回限定盤Aには「一生一瞬」、初回限定盤Bには「LA LA LOVE」のMVとオフショットが収録されています。
ボーカルのKo-daiが入院!?
Ko-daiが死に直面して感じた思いをベースに作られた楽曲
この楽曲を語るのに欠かせないのが2016年10月7日の出来事です。
ボーカルのKo-daiが胆管結石による急性重症膵炎で緊急入院をしたんです。
仙台でライブを行っていたKo-daiは、会場入りから体調が悪化していき、病院へ運ばれたようです。重症といわれるように、緊急入院直後に手術をしたのですが、20%~30%の確立で死ぬかもしれないと宣告されたようです。
無事手術を終えたそうですが、11日間絶食したり、1週間以上水を飲めない状況が続いたりと大変なその闘病生活の中でものの考え方などが大きく変わったと語っています。
意識が変わったことで、今までなら当たり前に感じていたことを幸せだと思ったり、命とは本当は一瞬一瞬の積み重ねでできているだけだと改めて気づいたのでしょう。
ラブソングが多いソナーポケットですが、この楽曲は、「人が生きるということ」にこだわり、Ko-daiが病室で書いた作品なのです。
MVでも描かれる「生と死」
MVでもその思いをきっちりと届けるため、Ko-daiが演出補佐を務めたようです。
ストーリーがあるMVなので、東市篤憲が監督を、シナリオは中学2年の頃から映画監督をしている松本花奈などが担当しています。しかし、制作や演出、シナリオなどにもKo-daiがきちんと意見を出し反映されているそうです。
例えば、カメラを使って一瞬を切り取る様な演出。
これは、病院のベッドの上で「まるでシャッターの様にすべてが思い出に変わっていく」と痛感した想いから生きてる感じを表現したんだそうです。カメラはMVでも物語のカギを握るアイテムになっていますよね!
作曲家とのコラボだったから出来上がった丁度いいバランス
メロディーをコンペ
「一生一瞬」は、自分たちでメロディーを考えずに、いろんな作曲家に歌詞を渡して、メロディーを集めたそうです。
闘病生活の中で自分の心をさらけ出した歌詞にはやはり重さがあるため、届ける歌を意識した時に、重すぎないよう自分たちではメロディーを作らないという道を選んだそうですよ。
メロディーだけじゃなく、アレンジもコンペを行ったそうです。
歌詞も、2番はeyeronが大きな愛をテーマに書きバランスの取れたものが出来たと語っています。
いろんな人の協力があったからこそ出来上がった奇跡の楽曲なんですね。
「一生一瞬」の歌詞
一生は一瞬です
一生は一瞬です
だから君を大切にしたい
傷ついた日も 落ち込んだ時も
君がいたから 頑張れたんだ
かっこ悪いとこ 実は弱いとこ
さらけ出せたの 初めてなんだよ
僕に出来ることは
君の全部 受け止めて 笑顔にして
いつでも抱きしめて
出典: https://twitter.com/Fun_Fun_Funky7/status/852814982316040192
歌詞の始まりから名言です。曲のタイトルにもなっているので当然ですが、瞬きをするくらいの一瞬が、長いと思える人生そのものなんだと感じさせてくれるフレーズですよね。
人生はいつ終わるか分からない。
「一寸先は闇」ということわざがあるように、明日はちゃんとしようとか、来年はきちんと”ありがとう”や”好き”を伝えようと考えていたって駄目なんですよね。
その明日が、来るかどうかなんて本当に分からないのですから。
だからこそ、大事なことは”今この瞬間”なんだと語ります。
ふてくされることなく、どんな出来事も真正面から受け止めようという決意が感じられますね。