小説『Another story』の中で登場する"氷の女王"というキャラクターの気持ちを表現した歌詞です。
迎えに来るといった男性を想い続ける女王の儚い想い、恨みながらもそれ以上に愛する気持ちが強い女性の気持ちを表しています。
見た目はタイプ ちょっと辛口
役立たない インスピレーション
「あれ買って もっと愛して」
あなた貢がせ上手
突き上げて ウェットにさせて
ハマ らせて バイブレーション
堕ちてから やっと気づいた
あなたはヴァンパイア
出典: ヴァンパイア/作詞:YASU 作曲:YASU
小説『Another story』はファンタジーを題材としています。
氷に覆われた恐れられる存在の"氷の女王"の気持ちにしては、少し俗っぽい歌詞ですよね。
「ヴァンパイア」はホストを愛してしまった女性の気持ちを題材にしているという話もあって、そちらのほうがこの歌詞には合っていると思いませんか?
二つのテーマを考えると見えてくる気持ち
絡める舌を切り落としてやりたい
愛撫する指をへし折りたい
噛みつきたくてもあなたはいない
心 覗け ほら何が見えた?
情けなくていい 傍にいたいだけ
何もいらないけれど 証を下さい
誰も見えなくて 壊れてしまいそう
全て吸い取って 骨の髄まで
出典: ヴァンパイア/作詞:YASU 作曲:YASU
Bメロからサビなのですが"氷の女王"の気持ちとホストを愛する女性の気持ちがリンクしています。
"氷の女王"は「迎えに来る」という愛した男性の言葉を恨みながらも愛しています。
愛している男性が傍にいてくれればそれだけでいい。そのことが何よりもかなわない望みであることを知っている女性。
恨んでいる以上に愛している気持ちが切なく表現されています。
傍において・・・奴隷でもいいから
誰でもいい ギュッと感じて
天国へ ナビゲーション
わかってる バカな女
あなた貢がせ上手
諦めた リミットギリギリ
間違った マスターベーション
愛なんて ちっぽけだから
全部無料であげる
ママゴト遊びの虚しい部屋で
散らかる愛の残骸は偽物?
心も体も干からびただけ
未来を見ろ ほら何が見えた?
出典: ヴァンパイア/作詞:YASU 作曲:YASU
2番の歌詞からサビ前です。
「ヴァンパイア」は女性目線の歌詞。愛した男性への想いを埋めようといろんな男性と過ごしてもただの独りよがり。
愛した人と過ごしたいという気持ちが強すぎて、何もかも誰といても虚しく感じる女性の気持ちが切ないですね。
飾らなくていい 愛されたいだけ
今すべてを無くしても あなたが欲しい
すべて凍りついて コナゴナになりそう
一人にしないで 奴隷でイイから
出典: ヴァンパイア/作詞:YASU 作曲:YASU
"氷の女王"らしい表現でサビを締めることで、小説との関連が強くイメージされますね。
そんなごまかしの時間より、どんな扱いをされても愛している男性の傍にいたいという切な過ぎる歌詞です。
「ヴァンパイア」するブリッジ部
あなたに抱かれて 胸に爪を立て
こんなにツライなら 愛なんて信じない
忘れられなくて 離れられなくて
あなたの嘘をまだ どこかで信じてる
出典: ヴァンパイア/作詞:YASU作曲:YASU
飾らなくていい 傍にいたいだけ
何もいらないけれど 証を下さい
すべて凍りついて コナゴナになりそう
全て吸い取って 骨の髄まで
出典: ヴァンパイア/作詞:YASU作曲:YASU
ラストのサビです。
想いが叶うのであれば、自分はどうなってもかまわない。
最後に相手を吸血鬼に例えたフレーズ、まさに「ヴァンパイア」の歌詞という締めくくりでした。
小説のキャラクターとホストを愛した女性という二つのテーマで解釈してきました。
ファンタジーと現在的な表現の重なった歌詞、儚く切ない名曲と呼ぶに相応しい歌詞でした。