映画「殺さない彼と死なない彼女」の主題歌になった恋愛ソング

奥華子【はなびら】歌詞の意味を徹底解説!いまの二人はどんな関係?別れを告げない本当の理由は..の画像

「時をかける少女」の主題歌「ガーネット」

そして「あしたになれば。」の主題歌「君がくれた夏」など、これまでに数々の名作映画主題歌を歌ってきた奥華子さん。

恋愛映画や青春映画の歌姫といっても過言ではないくらい、たくさんの名曲を歌ってきているアーティストです。

今回はそんな奥華子さんが歌う「殺さない彼と死なない彼女」という映画の主題歌を紹介していきましょう。

この映画の主題歌となったのは「はなびら」

映画の登場人物である少年少女たちの心情を見事に音で表現した、美しくも切ないラブソングとなっています。

寂しい気持ちや、好きな人への感謝の気持ち、切ない気持ちなどをギュッと閉じ込めた泣ける歌詞も必見です。

青春を描いた甘酸っぱいMVが泣ける…!

歌詞の内容の解説を始める前に「はなびら」のMVについても簡単に紹介しておきましょう。

2019年現在、ポニーキャニオンの公式YouTubeチャンネルでは「はなびら」のMVが公開されています。

しかもこのMV、映画とコラボした映像作品となっており、映画の主要人物たちがさまざまな青春物語を繰り広げているのです。

「見ているだけで甘酸っぱい気持ちになれる感動のMV」といえるでしょう。

このMVをチェックしておけば、後述する歌詞の内容もよりすんなりと頭に入ってきやすくなるので、ぜひチェックしてみてください。

歌詞に登場する2人の関係性に迫る…!

奥華子【はなびら】歌詞の意味を徹底解説!いまの二人はどんな関係?別れを告げない本当の理由は..の画像

それでは、ここからは「はなびら」の歌詞について解説をしていきます。

まず、この歌詞には2人の人物が登場します。

主人公である「私」と、主人公が思いを寄せている「あなた」です。

主人公は「あなた」に出会うまで、どのような感情を抱いていたのか。

「あなた」に出会って、何が変わったのか。

そして、最終的に「あなた」とどのような関係になったのか。

歌詞の内容を追いながら、ひとつずつ解説していきましょう。

1番の歌詞

寂しさを抱えていた主人公

一人きり見上げていた あの雲はすぐに消えてた
寂しさは いつも隣で 私だけ見ていてくれた

出典: はなびら/作詞:奥華子 作曲:奥華子

ここでは、主人公が「あなた」に出会う前の感情について書かれています。

主人公はいつも一人ぼっちでした。

この歌詞で登場する「雲」とは、人の温もりや、誰かとの繋がりを表現しているのでしょう。

心の底ではいつも人の温もりを求めていたようですが、どんなに求めても、雲のように消えてしまう…。

主人公の気持ちが満たされることはなく、寂しさを常に抱えていたのです。

ちなみに映画の中でも、周りに馴染むことができず、常に孤独を抱え、死にたがっているヒロイン・鹿野ななが登場します。

ここの歌詞は、鹿野ななの気持ちを描いているようにも見えますね。

本当に愛しているからこそ…

人は何故 形求めて 会いたいと願うのでしょう
大切なあなたがいつも 笑ってて欲しいだけ

出典: はなびら/作詞:奥華子 作曲:奥華子

ここでは「あなた」の幸せを願う気持ちが描かれています。

今までは「寂しいから愛されたい」という受け身な気持ちを抱いていた主人公。

しかし「あなた」という大きな存在に出会ってから、「あなた」の幸せを願う人間へと変わったのです。

心の底から誰かを愛する時、人間は自分の幸せよりも、愛する人の幸せを願うようになります。

大切だからこそ、常に笑っていてほしい。

悲しい思いや、辛い思いをしないで、明るく元気に生きてほしい。

そう思うものなのです。

そして、相手のことを大切に思うほど「会いたい」という気持ちも強くなります。

一緒に時間を過ごして、形に残るような思い出を作って、繋がりを深くしたいと願ってしまうものなのでしょう。

主人公の気持ちを満たしてくれるのは「あなた」だけ

誰かじゃなくて あなたじゃなければ
そんな事はじめて思えた人

出典: はなびら/作詞:奥華子 作曲:奥華子