Flower「やさしさで溢れるように」
2016年6月1日にリリースされた12ndシングル
Flowerの「やさしさで溢れるように」は、2016年の第1弾として、ソニーミュージックアソシエイテッドレコーズからリリースされました。
幼いころからJUJUの曲を聴いて育ち、大好きなアーティストの一人だと語ったボーカルの鷲尾伶菜は、名曲をカバーすることにかなりプレッシャーを感じていたそうです。
2014年にメンバーの武藤千春、2015年には市来京香が脱退をしたことで、たった一人のボーカルとなった鷲尾伶菜。JUJUとはまた違った爽やかさを感じられる歌声を披露しています。
オリコン週間ランキングは2位を獲得しました。
初回仕様限定盤と期間生産限定盤、そして通常盤の3つがあり、初回仕様限定盤には「やさしさで溢れるように」のMVが収録されたDVDがついています。
また、通常盤には「太陽と向日葵」や「秋風のアンサー」の2016バージョンが収録されています。
映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の主題歌を担当
Flowerの「やさしさで溢れるように」は、岩田剛典と高畑充希主演映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の主題歌にも起用されました。
ぴあ映画初日満足度第1位や、全国映画動員ランキング第1位を記録したこの映画は、「図書館戦争」や「阪急電車」を書いた有川浩原作の純愛映画です。
ある日、プライベートも仕事もうまくいかない独身女が道端でお腹をすかせているイケメンを拾ったことをきっかけにはじまる不思議な同居生活を描きます。
半年間という期限付きの同居生活の中でお互いにひかれあう2人。けれど、イケメンにはずっと隠している秘密があって、期限の日に忽然と姿を消してしまいます。
そして、イケメンがいなくなった後、徐々にその秘密が明らかになっていくのですが、そのラストが涙なしには語れない奇跡の純愛なんです!
Flowerが歌う「やさしさで溢れるように」の爽やかな雰囲気とぴったりですよ!
Flower「やさしさで溢れるように」のPV

再生回数は31,522,882回(2017年10月現在)
スタートから岩田剛典のキラースマイルにやられてしまいますよね。このPVのコンセプトは”過去からの決別”だそうです。
Flowerのパフォーマーによるキレのあるダンス、黒い衣装に身を包んだクールな表情も魅力的ですよ。PVの再生回数は本家のJUJUを超えて堂々の第1位を獲得しています。
原曲はJUJUが歌う同名曲

2009年2月11日にリリースした9thシングル
この曲の原曲となるのがJUJUが2009年にリリースした9thシングル「やさしさで溢れるように」です。
ロックバラードといわれたこの作品は、配信後4日間で着うたが10万ダウンロードを突破するなど、JUJUの代表曲と言える作品です。
「MTV meetalk with NEW NISSAN cube」や「Friend-Ship Project」のCMソングとしても起用されました。
カップリングには、竹内まりやの「元気を出して」のカバーが収録されています。
JUJUが歌う「やさしさで溢れるように」は、Flowerの時よりもキーは同じなんですが、ワントーン落ち着いた雰囲気で歌われているため、体の芯により深く響きますよね。
楽曲をじっくりと聞き込みたい人におすすめなのがやはり原曲の方ですね。一つ一つの歌詞の意味を深読みしてしまいそうになるほど圧倒させる愛と覚悟を感じられますよ。
逆にもっとさらっと聞きたい、ライトな歌い方の方が好きな人はFlowerの方が合っていると思います。未来に向かうポジティブな愛を表現しているのではないでしょうか。
Flower以外にも様々なアーティストがカバー

名曲は多くの人にカバーされるものですが、この「やさしさで溢れるように」も過去に様々なアーティストにカバーされているんですね。
男性のカバーの方が多いという所が特徴的ですね。