吉祥寺の商店街で撮影された今回のMV。
帰り道に寄り道する女子高生3人が主人公のようです。
そんな彼女たちの挙動が軽やかなダンスと、手書きの落書き風のエフェクトとで表現されます。
セーラー服で踊り出す彼女たちのダンスも、真似したくなるような可愛らしさ。
最後のライブハウスでのシーンでは、多くのティーンエイジなダンサーにまみれて、サイダーガールのメンバーも登場しています(もちろん顔出しはしてくれていませんが…。)。
顔が見たいファンは、ライブへ行ってみようね!
ダンス
今回のダンスの振り付けはQ-TAROさん。
振付だけをじっくり見られる、“ゆらぐるダンス 完全版”のビデオも公開されています。
そこそこ難しそうですが、何人かで踊るととってもかわいいし盛り上がりそうですね。
是非マスターしてみてね。
CIDER GIRL
今回のCIDER GIRLは池間夏海さん。
友達役として、中山花鈴さんと阿部奈々恵さんも参加しています。
今回のCIDER GIRLは3人ってことでいいのかな?
王道の紺色セーラー服、めっちゃ可愛いですね。
歌詞
それでは歌詞を見ていきましょう。
ぐるぐるしてるんだ頭の中 よく聴く流行りのミュージック
ゆらゆらしてるんだ心の中 手の鳴る方 行ってみようぜ
出典: メランコリー/作詞:Yurin 作曲:Yurin
今作のテーマは「ついてない日の肯定」。
タイトルの「メランコリー」は”憂鬱”を意味します。
生きていれば、なんだかパッとしない日々もよくあるもの。
そんな日は、大好きな流行の音楽でも聴いて、気晴らしにどこかに出かけるのです。
今日も最低な一日でした 笑っちゃうな 一人でいたって特にやる事もないし
不安だよハイウェイスター夜が明けてしまう
明日は気取ったコピぺマネキンを蹴り飛ばしてやれ
出典: メランコリー/作詞:Yurin 作曲:Yurin
とくに良いこともないし、何の変化もない“最低な一日”。
何もしないまま夜が明けてしまうことは、なんだか酷くもったいないことをしたような気分です。
コピペマネキンとは、真似ばかりしてオリジナルを何も生み出さないくせに偉そうなヤツのこと。
そんな奴らに不満を持ちながら、何もできないふがいない自分もいるのです。
ぐるぐるしてるんだ頭の中 良く聴く流行りのミュージック
ゆらゆらしてるんだ心の中 手の鳴る方 行ってみようぜ
ぐるぐるしてるんだ君の声が まるで紫のリフレイン
ゆらゆらしてるんだ僕の声が 涙の日にさよなら
出典: メランコリー/作詞:Yurin 作曲:Yurin
ぐるぐるは考えすぎて混乱している様子、ゆらゆらはあっちもこっちもよく見えて、立ち位置を決めかねて迷っている様子。
そればかりが続く日々は、確かにパッとしません。
そのうえ、好きなあの子の態度は曖昧でどっちつかず。
悩みの種は増えるばかりです。
きっと飾られる335 メランコリー さぁさパパッと支度して あまり気が乗らないランデヴー
急いでよオーバードライブ 効き目は短いさ 知ったかぶりの並んだスピーカー
ぶっ飛ばしてこうぜ
出典: メランコリー/作詞:Yurin 作曲:Yurin
335、これはギブソンのES-335のことでしょうか。
ごくごく簡単に言うと、高くて良いギターです。
様々な著名アーティストが使用しているギターとして知られています、オアシスのリアム・ギャラガーとかね。
また、シグネイチャー・モデル(アーティストの名前を冠したギターのこと)が造られるのも多くはこの種類のギター。
そんな風に、有名なギタリストになってやるぞという意気込みにも読めます。
メランコリーは憂鬱、ランデヴーは待ち合わせのこと。
オーバードライブは、人や物を酷使することです。
待ち合わせに急ぐ様子を描写しているのかな?語感で言葉を並べたフレーズにも聞こえますね。
踵鳴らせ 手を鳴らせ 乗ったもん勝ち らららららー
何も知らない 興味もない それで良いさ おっおっおっおー
出典: メランコリー/作詞:Yurin 作曲:Yurin
個性や興味関心が声高に言われる現代、でも「何の興味を持てない」ことだってよくある話でしょう。
でもそれはきっとまだ出会っていないだけ。
それはそれとして、焦らず楽しく生きればいいのです。