それではPVをご覧ください!
驚きのダウンチューニングがスゴイ!
明らかにヘヴィで分厚いリフなのですぐにダウンチューニングを採用しているとわかった方もおられるのではないでしょうか。
「世界の終わり」のチューニングはなんとドロップG♯!
PVを見て、「なんかギターが長いような…」と思った人は鋭いですね。
ドロップG♯がどうスゴイのかをここから解説していきます。
なお、音程はA、B、Cで表記、ドレミファソでいうところA=ラに該当します。
半音階全音階についての解説は省略します。
1音=ドからレ、半音=ドからド♯と単純に読んでいただければと思います。
そもそもダウンチューニングって?
「そもそもダウンチューニングってなに?」というところから入りたいと思います。
ご存知のように、ギターやベースギターの音程はヘッド(先端)についているペグと呼ばれる糸巻きで弦をキツく締めたり緩めたりして調整しますね。
そして左手(左利きの方は右手)で弦を押さえて音程を決めます。
弦を押さえたところからブリッジ(ギターのボディの下側)までの距離が短い程音程は高くなります。
つまり、左手を何も押さえないで弦を鳴らした時の音がその弦の一番低い音になる訳です。
これを開放弦と呼びます。
ギターは通常弦が6本、ベースギターは4本あります。
その中でも一番低い音が出るのはギターを持った時に一番上にくる弦です。
通常のチューニングですと、低い方からE、A、D、G、B、E(6弦ギターの場合)です。
このチューニングを音程の低い方へ変更することをダウンチューニングと呼びます。
最低音が低くできるようになる為、よりヘヴィなサウンドが得られることから幅広いジャンルで一般的に行なわれているのです。
ある曲を耳コピ(楽譜に頼らずに自分の耳でコピーすること)する際には、チューニングがわからないと前に進みません。
ドロップチューニングとは
ギターの通常のチューニング(低い方からE、A、D、G、B、E)から全ての弦を同じように音程を下げるチューニングを「全弦◯音下げ」や単に「◯音下げ」と表現します。
これに対して、1番音程の低い側の弦(6弦)だけを更に1音下げるチューニングをドロップチューニングといいます。
例をあげると、通常のチューニングから1番低いEを1音下げてDにしたものをドロップDとう感じです。
ドロップG♯とは?!
低い方からG♯、D#、G#、C#、F、A#となります。
全ての弦を3音下げて、そこから更に6弦を1音下げています。
単にキーの問題なら上げた方が近い……。
何がスゴイのかというと、チューニングを下げると弦の張力(テンション)が弱くなります。
つまり弦がダルダルになって正確な音程を維持しずらくなります。
というか普通の弦とギターだったら正確な音程どころか音がまともに出ないかも?!
弦とギター本体の組み合わせを選ぶのも大変だったかもしれませんね。
ちなみにベースギターは5弦ベースを使用している為、元々のチューニングがB、E、A、D、Gとなります。
5弦ベースは(普通は)、4弦のベース(下からギターと同じE、A、D、G)に音程の低い弦を一本追加しています。
つまりBからG#まで1音半とそれ以外の弦は半音下げでOKなので比較的やりやすいと思います。
使用ギターや弦について
KAZUOMIが手にしているギターは先程もお伝えした通りやけにネックが長いですね。
バリトンギターと呼ばれるものでギブソンSGにもそのラインナップがあります。
バリトンギターは通常のロングスケールネックよりも長いネックを採用している為、仮にドロップG#ではなく全弦4音下げにしてもテンションが維持できるそうです。
チューニングだけ考えたら7弦ギターに持ち替えても良さそうなものですが、KAZUOMIは6弦が好きなのでしょう。
では、スケールの長いバリトンギターや、ダウンチューニング用のスーパーロングスケール、はたまた7弦ギターがなければ同じチューニングに挑戦できないのでしょうか?
大丈夫です!
裏技があります。
7弦ギター用の弦を張ってみてはいかがでしょう?
実際、7弦ギターの曲をコピーするのに6弦のギターに7弦の弦を張るという話はよく聞きます。
私もミディアムスケールしか持ってなかった時に7弦の半音下げの曲をコピーしました。
3弦が足らない変則チューニングでしたが。
「世界の終わり」に戻ると、そこから6弦だけ一音下げれば良いのでテンションの問題は解決します!
副作用として弦が1本余りますね。
余りは交換用にとっておきましょう。
最後に
PVの激しいアクションを見ていると、ライブが楽しみでしかたないですね!
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