多岐に渡る音楽活動から厳選
日本のポップロックバンドの先駆けから、YMOでの活躍。
そしてソロとして、細野晴臣さんの音楽活動は現在も進行中です。
選びきれない名曲の中から今回は10曲を厳選しました。
懐かしくそして古びない10曲をお楽しみください。
まずは第10位からご紹介していきます。
タイトルは知っているあの曲もランクイン
第10位:薔薇と野獣
原曲とセルフカバー、それぞれの魅力が印象的な「薔薇と野獣」を第10位に選びました。
1973年5月にリリースされたソロデビューアルバム「HOSONO HOUSE」に収録された曲です。
実は海外でも人気のある楽曲。音作りの確かさが時代を超えて注目をされています。
2018年には「薔薇と野獣(new ver.)」とセルフカバーが発表されました。
ロックな雰囲気の原曲に対し、new ver.はポップでレトロ。
原曲は若く跳ねるような楽しい歌声。
年月を経てリリースされたセルフカバーは、しっとりとした細野晴臣さんの歌声が心の奥まで届きます。
細野晴臣さんが歌う漢字の薔薇が描く、怪し気で不思議な風景まで見えそうですね。
第9位:スマイル
名曲のカバーを第9位に選びました。
元はチャールズ・チャップリンの映画で使用されたインストゥルメンタルのテーマ曲です。
チャップリンが作曲した曲ですね。 大変人気な曲で、多くのアーティストがカバーをしています。
細野晴臣さんもその1人。メロディーを聴けば誰もが1度は耳にしたことがあると思うでしょう。
ゆったりとした曲調に細野晴臣さんの渋い歌声がなんともマッチします。
TV番組のテーマ曲に起用されたのですが、それとは関係なく堪能できる仕上がりです。
ポップスでもジャズでもない細野晴臣さんにしか歌えない、明るさもあるバラード。
細野晴臣さんは歌う時に笑顔を見せないでしょう。
でも「スマイル」を聴く側の心は意識をしなくても緩んでいきます。
第8位:フニクリ・フニクラ
タイトルは聴いたことがあるし、タイトルに合わせて歌うこともできるけれど。
この楽曲の基本情報をまず知っておきましょう。
1880年に作曲、発表されたイタリアの大衆歌謡。日本語版歌詞は1961年4月-5月に開始して間もない『みんなのうた』で紹介された。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/フニクリ・フニクラ
第8位に選んだ超有名曲「フニクリ・フニクラ」。
日本語歌詞をつけて最初に歌われたのは子供向けの音楽番組でした。
1982年リリースのアルバム「フィルハーモニー」に収録されています。
細野晴臣さんの曲の特徴の1つ、跳ねるような、まるで行進のような機械音。
それがふんだんに使われているのも、この曲の人気のポイントにもなっているでしょう。
ガチャガチャと賑やかな機械音と、細野晴臣さんの渋い声が不思議にマッチしていますね。
イタリアらしさも感じられるとても楽しい1曲です。
第7位:ただいま
ほっとできる挨拶をシンプルにタイトルにした「ただいま」を第7位に選びました。
2011年リリースのアルバム「HoSoNoVa」に収録されています。
笛の音とアコースティックギターをはじめとした弦楽器の音が耳に心地よい、ノスタルジックな1曲。
「ただいま」のタイトルがぴったりなカントリー曲です。
囁くような細野晴臣さんの歌声が、ふるさとを思い出させ、懐かしさでいっぱいになります。
歌詞を見てみましょう。
音と言葉にこだわる2人がコラボ
桟橋 辿り着くよ
遠い島から 帰る頃
遥か昔の音楽が
胸を鳴らす 眠くなる
出典: ただいま/作詞:Gen Hoshino 作曲:Haruomi Hosono
広い空と大きな海の中に止まる船は、それほど大きくは無いのでしょう。
船から降りればそこで「ただいま」とつぶやきたくなる懐かしさのある風景です。
心の中で響いている歌に時間も遡ります。
そしてそれを聴けば眠たくなってしまう。星野源さんらしい表現ですね。
入眠前の意識のように心が癒されているのでしょう。
言葉とメロディーがのったアコースティックギターの音が郷愁を誘います。