第3期では、現在のメンバー編成にグッと近づきます。

第2期に1stアルバムを発表した時点で、Ba.加藤とKey.田所は脱退していました。

そこでサポートメンバーとして、Ba.加藤慎一、Key.金澤ダイスケが加入します。

さらにGt.萩原彰人が脱退し、サポートメンバーの2人が正式加入。

これが第3期です。

非常に激しい入れ替わりですね。

さらにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この時点で2018年現在のメンバーが2人加入しています。

現在が第6期に当たるので、ベースとキーボード担当の2人は相当の古株です。

2ndアルバムも名曲揃い

この第3期編成で発表した2ndアルバム「アラモード」です。

このアルバムも例に漏れず名曲揃い。

収録曲の6曲中、5曲がメジャーデビュー後にリメイクされているのです。

またこのアルバムを最後に第1期から活躍していたDr.渡辺隆之が脱退します。

第4期 メジャーデビュー

現ボーカルの山内総一郎が加入

【フジファブリック】メンバー変遷の歴史を徹底解説!志村正彦が築いたバンドの成長はこれからも続く…!の画像

ここで第3期でサポートメンバーだったDr.足立房文Gt.山内総一郎が正式加入。

彼は後にフジファブリックでフロントマンを勤めています。

これで遂に2018年現在の馴染みあるメンバーが全て揃いました!

そして2人の加入から3ヶ月、フジファブリック「桜の季節」でメジャーデビュー。

一気に世間に認知されていきます。 

デビューから怒涛の名曲ラッシュ

遂に念願のメジャーデビューを果たしたフジファブリック

ここから怒涛の名曲ラッシュが続きます。

志村正彦の最大の功績とも言える日本の四季をテーマにした4曲、通称「四季盤」の発表です。

メジャーデビューシングル、春をテーマに「桜の季節」。

2ndシングル、夏をテーマに「陽炎」。

3rdシングル、秋をテーマに「赤黄色の金木犀」。

4thシングル、冬をテーマに「銀河」。

さらにこの後、前述した「茜色の夕日」などインディーズ時代の名曲をリメイクしてリリース。

メジャーデビュー初期の曲は、今現在でもライブで頻繁に演奏されています。

こうして徐々に世間に広まっていき...

日本を代表するロックバンドとして認知されていきます。

なお、メジャーデビューから2年後の2006年にDr.の足立房文が脱退。

それからはドラムの正式加入は無く、サポートメンバーをその都度迎えていく形になります。 

第5期 代表曲誕生 しかし突然の...

若者のすべて

野音や両国国技館でのライブを成功させてきた彼ら。

そして遂に3年、彼らの代表曲が誕生します。

それが「若者のすべて」です。

夏の最後を淡々と描いたグッと胸に刺さる歌詞

シンプルで透明感のあるメロディ。

当時のライブでも、この曲が聴きたいファンは大勢いたでしょう。

リリースから10年以上たった今尚テレビCMに起用されるなど、メディアに取り上げられ続けています。

まさに日本の夏の曲として根付いているのでしょう。

この曲は現在の編成でも歌い続けられています。

それだけファンにとって、フジファブリックにとっても大切な曲なのでしょう。

しかしその後も順調に活動を続けていた彼らを悲劇が襲います。

バンドの「核」志村正彦が急逝

 ロックバンド「フジファブリック」のボーカル兼ギターの志村正彦(しむら・まさひこ)さんが24日死去した。29歳だった。バンドの公式サイトで明らかにされた。死因は「病名不詳」としている。葬儀は親族と関係

当時、突然のニュースで驚いたのを筆者も覚えています。

享年29歳、まだまだ若くこれから日本の音楽界を引っ張っていくような存在でした。

当然ながら年末のフェスへの出演は中止。

志村正彦のルーツであり、同じフェスに出演した奥田民生は「茜色の夕日」を演奏。

奥田は演奏の途中、声を震わして涙を流していました。

こうして突然バンドの中心であった志村正彦を失ってしまったフジファブリック。

フロントマンを失ったバンドが存続する例は少ないです。

しかし残された彼は...

第6期〜現在 悲しみを乗り越え

バンドは継続した!

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