【マツケンサンバⅡ/松平健】歌詞&ヒットの理由を解説!なぜⅡだけ流行した?ツッコミどころ満載の神曲の画像

気取らない人柄もカギ

ランクインの記録が無い「マツケンサンバⅠ」と比べて「マツケンサンバⅡ」は最終的にはオリコン3位を記録。

そしてこんなこともありました。

『SMAP×SMAP』(関西テレビ・フジテレビ)では、SMAPの香取慎吾がパロディキャラクター「カツケン」に扮し、『カツケンサンバ』という替え歌と踊りを披露している。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/マツケンサンバ

恐れ多い大先輩のマネで初めはためらいも見えましたが、真剣にチャレンジすれば許されます。

バラエティへの出演など、TVでの露出も増え『マツケン』の呼び名もすっかり定着。

そんなことをきっかけにしてコアなファンから子供や若者へ、そして世界に「マツケンサンバⅡ」のステップが広がりました。

舞台の上というより雲の上の存在の松平健さんが、みんなと一緒に踊る姿も見逃せません。

サービスし過ぎ?とこちらが心配になるくらいです。

でもミュージカルで見せた歌と踊りは松平健さんのルーツなのでしょうね。

バックダンサーは腰元の設定なので、足元は足袋と草履ですよね。

息の合ったステップはレベルの高さを感じます。

笑顔になる「マツケンサンバⅡ」ですが半端な部分は一切ありません

そして「マツケンサンバⅠ」と比べて歌詞の傾向も変わっています。

この後は歌詞の解説に移ります。

「マツケンサンバⅠ」はファンサービスに徹した?

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カタカナやや多めです

サンバ ルナロッソ サンバ
サンバ コモエスタ サンバ
サンバ セニョリータ サンバ
サンバ デラノチェ サンバ サンバ

あつく あつく燃える恋は
今日も あしたもつづく ア~ア!
胸を こがす 炎
赤い 赤い月がのぼる

出典: マツケンサンバⅠ/作詞:杉紀彦 作曲:京建輔

サンバと始まりますが次に出てくるのは『ルナロッソ』、これはイタリア語で赤い月

『ルナロッソ』はイタリア系のポピュラーソングとして有名な楽曲タイトルです。

燃え上がる恋の導火線として、センス良く使われています。

『コモエスタ』はスペイン語で『ご機嫌いかが』、サンバのリズムでご機嫌伺いですね。

『セニョリータ』はポルトガル語で未婚女子・お嬢さんを意味します。

 ブラジルの公用語はポルトガル語なのでサンバにつながります。

『サンバを踊るお嬢さん=ファンの皆さん』への呼びかけですね。

『デラノチェ』もスペイン語で意味は『夜の』、直訳すると夜のサンバ

サンバのリズムにのったインターナショナルな横文字で、観客の手拍子も弾みます。

舞台公演で披露することがメインだった「マツケンサンバⅠ」は、ファンサービスファーストの内容になっています。

すべての人に訴えます

ホントは使わないの?

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叩けボンゴ 響けサンバ
踊れ南のカルバナル
誰も彼も 浮かれ騒ぎ
光る汗がはじけとぶ

出典: マツケンサンバⅡ/作詞:吉峰暁子 作曲:宮川彬良

ボンゴで「マツケンサンバⅡ」がスタートしました。バイブス感じてイェーイと盛り上がってますか?

でも「マツケンサンバⅡ」を聴いてボンゴを用意してしまったあなた、ごめんなさい。

ボンゴが使われる音楽はコレです。

ボンゴ(bongos、bongo drums)は、深さが同じで口径の異なる大小2つの片面太鼓をつなぎ合わせた打楽器。キューバの民族楽器でラテン音楽に重用されている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ボンゴ

ラテン系の音楽で使われる打楽器、しかも素手で叩くのがボンゴです。

ボンゴを叩いて始まる「マツケンサンバⅡ」ですが、実はサンバにボンゴは使いません。

ではサンバにはナニを使うのか?

鼓笛隊をイメージ

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サンバの演奏形式毎に、使用される楽器は異なる。
・スルド(Surdo)
・ヘピーキ / ヘピニキ(Repique / Repinique)
・カイシャ(Caixa)

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/サンバ_(ブラジル)