bonobosの「THANK YOU FOR THE MUSIC」ってどんな曲?
5枚目のシングル曲!
「THANK YOU FOR THE MUSIC」は2005年5月11日に発売されたbonobosにとって5枚目のシングル曲です。
オリコンチャート74位を記録し、TBSの音楽番組『COUNT DOWN TV』2005年5月度のオープニングテーマにも抜擢されました♪
bonobosは2001年から活動開始し、2003年にメジャーデビュー。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Bonobos#%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB
「THANK YOU FOR THE MUSIC」の歌詞の意味とコードをチェック!
冴えない部屋の窓から
ゆるいグルーブが心地良い「THANK YOU FOR THE MUSIC」の歌詞を見ていきましょう。
この独特のグルーブはクセになりますよ。ロックでもないし、ファンクでもないし、まさにオリジナルグルーブです!!
G A Bm D
冴えない部屋の窓から つながる景色
G A Bm D
夕陽が照らすこの場所で 寂しい夕をむかえてる
G A Bm D
まだやってこない あの娘を待って 空を眺め
G A D
流れ星見て「そんなこともあるのか…」
出典: THANK YOU FOR THE MUSIC/作詞:佐々木康之 作曲:佐々木康之
一人部屋で寂しくあの娘を待っている男。夕陽が部屋に差し込んできていて、一人ぼっちが身に沁みます。
まだあの娘はやって来ません。空を眺めながら心は寂しさでいっぱいですね。
流れ星が夜空を横切りました。「あの娘が来ない……」そんなこともあるのかと悲しい現実を受け入れています。
あの娘と約束は破られてしまったのでしょうか。
振られてしまったかもしれない非常に切ない夕方の部屋の状況を歌っています。
しかし、悲壮感はそれほどでもないように感じます。
歌詞の中で、「そんなこともあるのか…」とある程度の諦めの気持ちを表現しているからです。
ここで絶望の気持ちが綴られていたら、もっと重い歌になってしまいます。
それから、この曲のふんわりとした曲の雰囲気によって深刻な印象を感じさせません。
軽やかでポジティブなサウンドなので「振られても前に進もう!」という気持ちを感じます。
もし仮にこの曲がフォークソングの時代に誕生していたらなら、もっと暗くて救いようのない曲になっていたはずです(笑)。
Em A D D7
街のざわめきだって 楽隊みたいなもんさ
Em A D D7
夜の闇にだって ずいぶん待ってもらったんだ
Em A D D7 Em A C D
すべてをつなぐメロディーと ただ 歩いてたいよ
出典: THANK YOU FOR THE MUSIC/作詞:佐々木康之 作曲:佐々木康之
「街のざわめき」=「楽隊」と歌っています。どういう意味でしょうか?
「ざわめき」とは騒音という意味に取るほうが多いですから、「ざわめき」は嫌なものと捉えていいでしょう。
騒がしくてうるさいノイズということです。しかし、楽隊とは「音楽を届けてくれる集団」ですので、心地いいものということ。
すなわち、うるさいと思っている「街のざわめき」だって、捉え方ではポジティブに捉えられるよ!ということはないでしょうか。
「物事の捉え方なんて自分次第だ!」というメッセージを感じます。
物事を良く捉えることもできるし、悪く捉えることもできるから、できるならよく捉える方がいいですよね。
そんな温かいメッセージをbonobosは送っているのではないでしょうか。
サビ!
G A
Thank you for the music
Bm D
My music fly up
G A Bm D
空を仰いで 言葉があふれでた
G A Bm D
風に伝って 君をよぶのさ
G A C D
Thank you, thank you for the music
出典: THANK YOU FOR THE MUSIC/作詞:佐々木康之 作曲:佐々木康之
ゆったりとしていてポジティブな気持ちが広がるサビです。
音楽に感謝を捧げる歌詞。自分の音楽は空高く舞い上がる。空を見上げたら歌詞という言葉が溢れ出てきました。
風に音を乗せて君を呼ぶと歌います。
音楽に対する偉大なるリスペクトを表現しているパートですね。
G A Bm D
眠りの街にもきっと 楽しい朝はくるのさ!
G A Bm D7
太陽が照らすその場所で 静かにあの娘を待つんだ
G A Bm D7
わらっていたい わらっていたい
G A /D
扉があいたそのときは
出典: THANK YOU FOR THE MUSIC/作詞:佐々木康之 作曲:佐々木康之
街には必ず朝は訪れます。太陽が照らす場所であの娘をずっと待っています。
扉が開いた時には笑っていたいと歌っていますが、何の扉なんでしょうか。
あの娘が開ける扉ということでしょうね。という事はあの娘をいつまでも待っているよという宣言です。
いつまでも待つのはつらいことですが、それでも笑って待っていたいということは余程の覚悟ですね。
それほど、あの娘のことを想っている何よりの証拠でしょうね。
そして、もうひとつの考え方があります。
「あの娘」で表現しているものは人間の女性という意味の他にも「音楽」ということも表現しているのでは?と考えます。
「あの娘」=「音楽」。
音楽を作る時には苦労することもあるでしょう。歌詞がなかなか思い浮かばなかったり、メロディーが思い浮かばなかったりします。
そんな時でも、怒らず焦らずに「音楽が自分の扉を開けてアイデアが浮かぶように」笑って待っていたいという意味もあるかと。
音楽の神様が扉を叩いてくれるようにいつも笑顔を絶やさないようにしているのではないでしょうか。
Em A D D7
街のざわめきだって 楽隊みたいなもんさ
Em A D D7
夜の闇にだって ずいぶん待ってもらったんだ
Em A D D7 Em A C /D/
すべてをつなぐメロディーと 今 歩いていくよ
出典: THANK YOU FOR THE MUSIC/作詞:佐々木康之 作曲:佐々木康之