響け、恋の歌

歌詞の魅力を再発見

小さな恋のうたバンド【小さな恋のうた】MVの内容を徹底解説!映画の名場面が蘇る?青春に胸を熱くしようの画像

さて、ここまで【小さな恋のうた】のMV歌詞と一緒に見てきました。

あらためて気付かされるのはこの歌の歌詞に込められた“物語性”です。

例えば歌い出しの歌詞を思い出してみましょう。

広い宇宙の数ある一つ 青い地球の広い世界で

出典: 小さな恋のうた/歌詞:Uezu Kiyosaku 作曲:MONGOL800

なんだかまるで、おとぎ話の「昔々あるところに……」。

あるいは、スターウォーズの「遠い昔、遥か彼方の銀河系で……」。

そういった強力な物語ならではのワクワク感が備わっていると気づきます。

レンズに喩えるならば、あたかも宇宙の視点から小さな島へのズームアップ。

この壮大な言葉のカメラワークがあればこそ、この歌から映画が誕生し得たのかもしれません。

それぞれの胸の中に宿る歌

歌詞にあるシンプルな言葉で表現された出会い気づき

その解釈は絶対にひとつではないでしょう。

きっとこの歌を好きな人の数だけ解釈はあって、だからこそこの歌は多くの人に好かれているはずなのですから

ただし映画を観た人同士なら、共通の解釈を持つことも可能です。

それは、前述してきたように歌詞と映画の内容が呼応しているからこそ起こる素敵な現象。

映画の「小さな恋」とはどんな恋なのか——。

「遥か彼方」とはどこなのか——。

主人公たちは「フェンス」とどう向き合うのか——。

それを語るのは勿論この記事上ではなく、映画の本編に譲りたいと思います。

まとめ

『小さな恋のうたバンド』

映画の主要キャストで構成された『小さな恋のうたバンド』の活動にも注目です。

バンドが歌っているのは名曲【小さな恋のうた】だけではありません。

【あなたに】【DON'T WORRY BE HAPPY】【SAYONARA DOLL】といった、劇中で使用された楽曲・全4曲が収録されたCDでメジャーデビューしております。

全曲を通して、映画の名場面を思い出してしまう事は必至。

バンドの活動についてもっと詳しく知りたいという方は、下のリンクからレコード会社の公式ページへどうぞ。

MONGOL800の名曲「小さな恋のうた」をモチーフに描く青春映画『小さな恋のうた』から誕生したバンド‟小さな恋のうたバンド(略称:ちいこいバンド)”のデビューシングル。映画キャストが劇中で演奏したMONGOL800のカバー4曲が音源化される。主人公を『ちはやふる-結び-』『3D彼女 リアルガール』(18)『凜-りん-』(19)など多くの作品に出演が続く若手最有力俳優でありながら、ボーカルダンスユニットM!LKとしても活躍中の佐野勇斗(Vocal & Bass)が務めるほか、森永悠希(Drum & Vocal)、山田杏奈(Guitar & Vocal)、眞栄田郷敦(Guitar & Vocal)、鈴木仁(Bass & Vocal)ら若手注目株が集結。「小さな恋のうた」は、2001年にリリースされ、インディーズ史上初のオリコン1位を記録したアルバム『Message』の収録曲。DAM平成カラオケランキングでは、平成で最も歌われた男性曲として堂々1位を獲得し、誕生から20年経った今もなお愛され続けている。

そして、映画の情報をもっと知りたいという方は、下の映画公式サイトへどうぞ。

キャストやスタッフの情報もバッチリ知ることができます。

5月24日(金)全国ロードショー! 世代や性別問わず愛され、歌われ続けるMONGOL800 / モンパチの名曲「#小さな恋のうた」から生まれた物語。

今の、そしてこれからの映画

ここまでいかがだったでしょうか。

平成を代表する楽曲から生まれた映画【小さな恋のうた】。

それが8年の準備期間を経て令和元年に公開されたのは、まさに象徴的な出来事でした。

タイミングは偶然だったかもしれません。

ですが映画にとっていちばん幸せなタイミングだったはず。

『小さな恋のうたバンド』によって歌われるMONGOL800名曲が、新しい時代の到来を告げています。

平成を代表する名曲はこうして、次の時代の名曲へとまた育っていくのでしょう

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