”FROM YOUTH TO DEATH”ってどんな曲?

【FROM YOUTH TO DEATH/MAN WITH A MISSION】歌詞を徹底解釈!!の画像

今回ご紹介する曲は、MAN WITH A MISSIONの”FROM YOUTH TO DEATH”です。

2012年7月18日にリリースされたサードアルバムMASH UP THE WORLD”に収録されています。

このアルバムは、日本レコード大賞ゴールドディスク賞や第五回CDショップ大賞を受賞した作品でもあります。

12曲の珠玉の作品が詰め込まれているアルバムです。

FROM YOUTH TO DEATH”は、2曲目にトラックインしています。

日本テレビ系列の「ハッピーmusic」のオープニングテーマソングにも起用されました。

歌詞を徹底解釈!

英語での歌を主に歌う彼らにとっては、日本語が多い珍しい曲です。

日本語で表現されている分、より言葉に思いや深みが加わり味がある楽曲となっています。

それでは、歌詞の意味について徹底解釈をいたしましょう。

影に怯える

交差点の雑踏と見渡す眼 無機質な街はまた遠く
後姿を追いかけてただ まばたきの間に消えて失せる
街路樹の影 真夏の日差し 手をかざせば 風がちぎれて
ふと気付けば カタチも見えず 怯えている 自分の影に

出典: FROM YOUTH TO DEATH/作詞:Kamikaze Boy 作曲:Kamikaze Boy

人で混雑した交差点がイメージできます。

人々が忙しく歩き、慌ただしく動く足音が聞こえます。

そんな雑踏を見つめる瞳は、なんだか寂しそうな物足りなそうな雰囲気があります。

雑踏が見えるくらいの距離にいるのに、見ている街は遠く感じます。

生気はなく、覇気も感じられません。

そんな中で誰かの後をついていったのでしょう。

しかしその姿は瞬きをするわずかな瞬間に消えていってしまいました。

真夏の暑い太陽を浴びる街路樹は生き生きとしているイメージが思い浮かぶでしょう。

その影の中で感じる風に手をかざすと、風は手のひらで遮られます。

街路樹の影で自分の影の形が見えなくなってしまったのでしょうか?

急に不安に襲われます。

真夏の太陽を浴びる街路樹はエネルギッシュな象徴のように思えます。

しかし、影の中で自分の影が分からず不安になる様子は相反して闇を感じます。

何かに対して葛藤をしていたり、もがいている状態が読み取れます。

相も変わらずに

明日からは変われるはずと 言い聞かせてはただ進む
相も変わらずに

出典: FROM YOUTH TO DEATH/作詞:Kamikaze Boy 作曲:Kamikaze Boy

自分に関わる何かを変えたいという思いは強くあることがわかりました。

それは叶えたい夢でしょうか。

成し遂げたいミッションでしょうか。

自分自身の気持ちややる気などでしょうか。

それは読み手によって変わってくるでしょう。

ただ、思いは思うだけでは変わることが難しいです。

自分自身に「変わる」と言い聞かせてはただ進む、その繰り返しが想像できます。

”ただ進む”とあるので、何か革新的なアクションや斬新なアイデアを持って進んではいないことが分かります。

何の変化もないまま進んでいるだけです。

そして、”相も変わらずに”とあるので、結局何も変わらなかったのでしょう。

”相も変わらずに”には、「いつもどおり」「変化なし」「今も昔も」という意味があります。

さらに、「予想や期待に反して、現状が変わっていない」という意味も込められています。

つまり、ここでは思いだけでは現状を変えることができず、結局進展は無いという状況を表してます。

僕はこれから乗るんだよ

I ride it
Yeah
FROM YOUTH TO DEATH,
I ride it FROM YOUTH TO DEATH
I'll ride it

出典: FROM YOUTH TO DEATH/作詞:Kamikaze Boy 作曲:Kamikaze Boy

”だから僕は乗るんだ

嗚呼、生まれてから死ぬまでだ

僕は生まれた時から死へと向かって進んでいくんだ

僕はこれから乗るんだよ”

この曲で唯一の英語パートです。

意味は和訳の通りです。

ここでは”ride”を”乗る”を訳しましたが、”ride”自体には様々な意味があります。

今回の訳で合いそうな意味ですと、「困難を切り抜ける、処理する」や「波に浮かぶように軽々と進む」というものもあります。

どんな和訳にしても、意味としては、変わりたい何かのためにアクションを起こすことを決意した様子がうかがえます。

その思いがかたちとなって、行動に影響を与えていることが分かります。

それは「死を迎えるその瞬間まで進み続ける」という、今までとは異なる強い決意にも感じられないでしょうか。

あの鳥のように