「Anniversary」の基本情報

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「Anniversary」は2004年にリリースされたKinKi Kidsシングル曲。

作曲織田哲郎さんで、タイトルのとおり「記念日」がテーマとなっています。

ベストアルバム「39」制作にあたり行われた「お気に入りの曲」のファン投票にて、当時の全リリース曲の中でなんとこの曲が第二位を獲得。

それ以外にも二枚のベストアルバムに収録されるなど、KinKi Kidsの二人、そしてファンみなさんそれぞれに広く愛されている曲です。

「Anniversary」の歌詞をチェック!

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不思議な運命

星の数ほどいる 人のなかでボクは
偶然、あの日出逢い 恋に落ちたよ
愛が苦しみだと もし教えられても
ボクは迷わずに キミを選んだだろう

出典: Anniversary/作詞:Satomi 作曲:織田哲郎

冒頭部分で「キミ」との出会いを振り返る主人公。

思えば人と人との出会いはすべて偶然で、もしあの時違う選択をしていたらもうその人とは出会うことが出来なかったと思うと、自分たちが不思議な運命に導かれていることを考えさせられます。

それが自分の好きな人やパートナーであれば、なおさらその出会いに感謝したくなるもの。

「愛が苦しみだと」以降の歌詞は、読んでいて少し気恥ずかしい気持ちにさせられますが、それほど相手の事を大切に想っているということでしょうか。

本当に自分が大切に思う相手であれば、その先にある苦労なんて大した問題じゃない。

そんな主人公の揺るがない気持ちが伝わるメッセージです。

自分と関わらず通り過ぎていく人たち

この空で 数え切れない星が
生まれては 人知れず消えてゆくよ

出典: Anniversary/作詞:Satomi 作曲:織田哲郎

このBメロの歌詞もそれ以前とつながるような内容です。

「出会いの運命」があれば「出会わなかった運命」もあり、自分の知らない人が、また自分と同じように知らない誰かと偶然の出会いを果たしている。

自分の人生と全く関わらずに通り過ぎていくその人たちを、ここでは星に例えているように感じます。

この地球上、自分と同じ時を生きている人たちはいったい何人くらいいるのでしょうか。

その大半は知らずに消えていく星のように「出会えない人たち」であり、そう考えると「キミ」と出会えたことは本当に奇跡のようなもの。

ここまでの歌詞を通して出会いの素晴らしさを改めて痛感します。

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「記念日」とは「忘れない」という誓い

「キミヲアイシテル」そんなひとことが
飾らずに言えたなら どんなに楽なんだろう
もう二度とキミを 泣かせたくないから
何気ない今日と云う日が ボクらの記念日

出典: Anniversary/作詞:Satomi 作曲:織田哲郎

サビの歌詞は「キミ」に向けて想いを伝える部分。内容から、「愛してる」とまだ言えていないことがわかります。

ここで、曲タイトルにもなっている「記念日(Anniversary)」という言葉が登場しますが、「何気ない今日」が二人にとっての記念日である、と主人公は説いています。

「出会えた日」や「二人が一緒に過ごし始めた日」ではなく、「何気ない今日」としているところが、この歌詞の一番のポイントではないでしょうか。

「キミ」を泣かせてしまうような出来事を通して、かけがえのない存在であると気付いたその日を記念日とする。

それほどこの「発見」は主人公にとって特別で、そして喜ばしいこと。記念日として絶対に忘れず、これからもずっと常に思い出していきたいことなのだと感じられます。

長い時間を共に過ごす二人

なんか不思議なんだ キミがボクを好きな
理由がわからないよ…そんなもんかな?
趣味や仕草だって 違っているけれど
最近、似てきた…と 友達に言われる

出典: Anniversary/作詞:Satomi 作曲:織田哲郎

この部分では、相手から自分への気持ちに焦点を当てています。

趣味や仕草が似てくるほどいつも一緒にいて長い時間を過ごしている、という二人の関係性がこの歌詞から読み取れます。

相手がなぜ自分を選んでくれたのかを考えているその内容からは、どこか頼りなくて自分に自信が持てていない主人公の性格も感じさせます。

嘘吐いて キミを泣かせたあの日
ただボクは黙ったまま 何も出来ず

出典: Anniversary/作詞:Satomi 作曲:織田哲郎

二人の間にどんなことがあったのか。嘘をついて「キミ」を泣かせてしまったあの日を思い返して心を痛めます。

恋愛をしている男女には嘘や涙などがつきもの。

そういった辛い経験を通して、相手の事をそれまで以上に思いやることができるようになっていくのだと思います。