ドラマ主題歌に抜擢!

Honey L DaysはMITSUAKIさんとKYOHEIさんの2人で結成され、2008年にデビューを果たしました。

2010年に「まなざし」ドラマ「タンブリング」の主題歌となったことで、その名を知られることになります。

2人が織りなす歌声は、ドラマの視聴者を含めて多くの人を魅了してきました。

オリコンデイリーでトップ10入りするなど、名実ともにHoney L Daysの代表曲となった「まなざし」。

こちらの楽曲歌詞に込められた想いはどのようなものなのでしょうか。

「タンブリング」の世界観とも通じるその意味を読み解いていきます。

踏み出せない悔しさ

変わりたくても…

くだらねぇと 吐き捨てても 変われない 自分がいる
顔を上げて 踏み出すしか ないんだとわかってるけど

出典: まなざし/作詞:KYOHEI・her0ism 作曲:KYOHEI・her0ism

変わろうと思うことは、大切なことです。

今のままではいけないと自分を省みることが出来るということは、自分が成長する一つのチャンスだからです。

しかし、だからといって人はそう簡単には変われるものでもありません。

気持ちが強くても、なかなか実行に移すことが出来ないといった経験は誰しもあるのではないでしょうか。

それでは、ここで冒頭の歌詞を見てみます。

まさにこのままではダメだ、自分は変わりたい、踏み出すべきだという心の葛藤が強く伝わってきます。

涙するほど強い想い

誤魔化せないのは 悔しさの涙
邪魔させないから 俺たちの明日

出典: まなざし/作詞:KYOHEI・her0ism 作曲:KYOHEI・her0ism

なかなか踏み出せないことで、その状況に甘んじてしまう人ももちろんいるでしょう。

変わるということは、一種の賭けのようなものです。

今よりさらに厳しい状況に置かれる可能性も高いと思います。

それならば、今のままでいた方が良いという結論が出るでしょう。

少なくとも今より悪くなる可能性は低いです。

しかし歌詞にもあるように、それでは踏み出せない自分に対して悔し涙を流すことになるのではないでしょうか。

その涙は、それほどに強い気持ちを自分が持っているということの表れだといえます。

自分を信じて、明るい明日を迎えるために一歩を踏み出す勇気を与えてくれているように感じます。

自分の弱さを知ること

自分のこころには

情けねぇと 言われなくても 気付いてる 自分がいた
曲げたくない 信念(こころ)だけが 明日を繋ぐ まなざし

出典: まなざし/作詞:KYOHEI・her0ism 作曲:KYOHEI・her0ism

2番の歌詞になると、「変わる」ということに対してまた別の側面からの葛藤が見えてきます。

ここからは、不器用にしか生きられない人の思いを感じるとは思いませんか?

様々な場面において上手く立ち回れる人は大勢いますが、その逆もまた同じだけあります。

周りに嘲笑されたりすることもあるでしょう。

歌詞を見てみると、自分でもそれは分かっているのです。

それでも自分のやり方や生き方を曲げることはできません。

そうすることは自分の心に反することだからです。

「信念」を「こころ」と読ませる歌詞は、その想いを表現しているといえるでしょう。

弱さを知ってもなお

ありのまま 生きて 思い知る 弱さ
あきらめない事 信じ抜く事

出典: まなざし/作詞:KYOHEI・her0ism 作曲:KYOHEI・her0ism