【失恋～君は今、幸せですか？～/Sonar Pocket】離れても、相手を想う歌詞に胸が痛む…！

Sonar Pocketの楽曲「失恋～今、君は幸せですか？～」は曲名の通り失恋の悲しみを歌った楽曲。

率直なタイトルがとても印象的ですが、その歌詞にはタイトルからはわからない深い愛情が込められているんです。

一緒に歌詞を追いかけながら、曲に込められた想いを読み取っていきましょう！

既にお別れしてしまった相手とは新しい思い出を作ることは出来ません。

残された思い出を一人振り返りながら、眼に涙を滲ませる……。

オルゴール調のメロディーに乗せて、寂しく、心が締め付けられるような光景がしっとりと歌われています。

二人を繋いでいた絆の象徴である指輪は外されて机の上。

きっともう二度とつける気にはなれないリングは、ぷつりと途切れるような二人の別れの証です。

形として残された指輪は見るたびに愛した人の顔を思い出させるもの。

自分の隣にいないあの人は、今どうしているのだろう……。

見つめていれば涙が零れてしまいそうなのに、視線を外すことができないまま机の上を見つめ続ける。

悲しく、胸をきゅぅと締め付けられそうな情景を綺麗に映し出す歌詞が心に迫ります。

自分の隣で笑っている横顔が「好きだったよ」。

過去形で語り掛ける言葉の裏側には、別れを受け入れている諦めのような気持ちが覗きます。

「もしも続いていたら」なんて意味のないifをついつい繰り返している歌詞の裏には、深い深い後悔があるように感じられます

別れなんて結果は望んでいなかったけれど、どうしようもなく訪れてしまった結末は後悔ばかりを募らせて……。

戻れたらいいのに。けれど戻れないのはわかっているからの「もしも」なんですね。

いくつの「もしも」を重ねても自分が望んだ結果は生まれません。

悲しみを癒そうと慰めてくれる人も、「どうすれば良かったんだろう？」という問いにも答えてくれる人はいない。

別れてしまってから時間が経ってもなお癒えない傷が切々と語られています。

大切に想っていた人の今をあれこれと考えながら、気分を持ち上げることなんてできずに悲しみに沈み続けるような歌詞が続いてきました。

けれど、最後には必ず「君は今幸せですか？」と答えの返ってこない問いを投げかけています。

恨みや悲しみの言葉でなく、相手の幸せを想う言葉へと行きつく歌詞。

今までどれほどに相手を愛してきたのかがよくわかります。

だからこそ心がひび割れてしまいそうな悲しみを訴えかけるように歌われています。

どんな恋の始まりも、お互いの「好き」からスタートするものではないでしょうか。

だけどその恋が愛に変わるかは二人次第。

この二人の間で結ばれた恋は、どうやら愛に変わる前に冷め始めてしまったようです。

「居心地が良いだけの関係」とは恋人同士を指して言うにはあまりにも冷たい言葉ですね。

歌っている人が後悔の原因を自分に問いかけていますが、それがわかるならきっと元に戻れるはずですよね。

でも、愛し合っていたはずのヒビでさえ見つけられなかった答えが、悲しみで曇った瞳に映らないのは当たり前。

ならば前を向こう、と改めて決心しようとしても、後悔が消えない限り前に進むのは難しいですよね。

昔に戻りたくても今は今。そう割り切ってしまえたら楽なのでしょうけれど、

手の中に残った愛情と想い出が自分をさらに悲しみの闇へと突き落としてしまうんですね。