「だいじょばない」はカップリング曲
Perfumeの17枚目のシングル、「未来のミュージアム」のカップリング曲である「だいじょばない」。
「未来のミュージアム」は、映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』の主題歌にもなりました。
ジャケットも、アニメ・漫画を意識したデザインで吹き出しなどが面白おかしく描かれています。
映画のタイアップは、Perfumeにとっても初めての経験でした。
もしかしたら、映画を通じてPerfumeを初めて知る小さな子もいるのではないでしょうか。
そんなA面のカップリング曲となった「だいじょばない」は、まさにPerfumeらしいテクノポップ。
そしてその気になる不思議なタイトル、「だいじょばない」とはどういう意味なのでしょう?
「だいじょばない」を深掘りしていきたいと思います。
「だいじょばない」という言葉は中田ヤスタカが作ったの?
ちょっと不思議なテクノポップを作り上げる天才、中田ヤスタカらしい言葉だと思います。
しかし、なんとなく耳に馴染みがある感じのする「だいじょばない」という言葉。
以前にも聞いた事がある気がしませんか?
正しい日本語ではないはず。でも、なんとなく意味もわかるような感じがします。
「だいょばない」の発祥は一体どこだったのかを調査してみました。
あの対義語
「だいじょばない」とは、大丈夫の対義語として「大丈夫じゃない」という意味で使われています。
しかし、正式な日本語ではないようなので、ネットスラングのようなものでしょうか。
あのゲームでも、あのアニメでも登場していました!
実は、あの有名なアニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』の登場人物が使用していた言葉なのです。
さらに、数年前に発売されたRPG「ファイナルファンタジーX-2」において、登場人物が同じ言葉を発しています。
だいぶ前から、アニメやゲームで登場していた言葉なのですね。
だからなんとなく言葉の意味に想像がつくし、耳慣れた感じもするのでしょう!
つまり、この言葉を作ったのは、ゲームのシナリオライターが始まりでしょうか。
しかし、Perfumeによって多くの人に認知される言葉となった事は確かです。
流行語…とまではいいませんが、普通に使用されるようになったらおもしろいですよね。
さて、この不思議な「だいじょばない」の歌詞を見ていきましょう。
耳から離れない「だいじょばない」
BABY だいじょばないから それも
ぜんぜん だいじょばないけど しかも
BABY だいじょばないよね いつも
スリルに囲まれてる
BABY だいじょばないから それも
ぜんぜん だいじょばないけど しかも
BABY だいじょばないのに キミは 刺激的
出典: だいじょばない/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
冒頭から「だいじょばない」を連発します。
なんだかこれだけ見ていると相当テンパっている状態のようです。
一体何が起こったのでしょう??
"それも"、"しかも"などの接続語が多用され、常にとにかくどんな時も「大丈夫ではない」状態が伺えます
実はラブソング!
歌詞に出てくるキミという存在により、大丈夫ではない状況に追い込まれているようです。
しかし、その状況を回避したいとか迷惑とか感じている様子はなさそうに見えます。
困る…というか、どうしたら良いのかわからずオロオロしている感じ。
むしろ、少し喜んでいるように感じるのは、キミと私のラブソングだからでしょう。