手離すのか、それとも手離さない方法があるのか。
選ぶことができる間、なかなか方向を変えて物事をみることができません。
自分の決断の方向こそが正しいのだと、思いこもうとするでしょう。
失くして初めてその大切さに気付くということほど切ないことはありません。
一つのことを失くすこと、彼女を手離すということは一緒に未来も手離すということ。
手離すまでは見えなかった「何か」、その全てがそのときに消えてしまいました。
彼女を手離した今、主人公に彼女と交わした約束の未来は来ません。
彼女と約束と未来と。
彼に残っているのは、彼女への想いだけです。
二人でみたもの
君が笑ってた 何年先もほら
君が言っていた...これからは何を願う?
どんな時も微笑みをくれたのは誰?離ればなれだよ
もっと君がいい
出典: 約束... feat.LGYankees/作詞:LGYankees 作曲:DJ No.2 from LGYankees
未来永劫、続くと信じた幸せと、その幸せが二人共通のものであったあのとき。
無邪気に未来を語りながら、そのとき主人公は一人で不安を持っていたのかもしれません。
幸せの塊のような彼女がもし、自分のせいで不幸になったらと。
男性は、自分の力で大切な人を幸せにできるかどうかを先ず考えます。
女性は、大切な人と力を合わせて幸せになることを夢見ます。
それは各々の性でありどちらかが正解というものではありません。
しかし、その二つのバランスが崩れてしまうと関係ごと消えてしまうこともあります。
主人公は彼女を失った悲しみを思うとき、自分の弱さや至らなさも思うことになり余計につらくなるのです。
男と女の約束
「約束... feat.LGYankees」の歌詞について読み解いてきました。
この歌詞全編に流れているのは、すれ違う男と女の考え方の違いです。
約束は必ず守らなければならないと考える男性。
約束を二人の間で持ち続けることが大切だと考える女性。
それは良く似ていますが、結論を出すときには全く異なるストーリーが描かれます。
約束を守れないから諦めた主人公は、過ぎ去った後にそう考えた自分に苦しめられます。
男が男である以上、また女が女である以上、重なり合わないことはあるでしょう。
いつの日か主人公が、自分を許し心を緩めて新たな幸せをつかむ日が来るように。
二人の未来はばらばらになってしまいましたが、それぞれの胸の中できっと静かに結ばれています。
彼と彼女、それぞれの幸せはそう遠い日ではないはずです。
Noaの恋歌は失恋ソングだけではありません。
幸せな歌を聞きたいという方はぜひこちらもどうぞ。
【左手に咲いたリング feat. Noa/LGYankees】指輪に誓う永遠の愛…歌詞の意味を解説 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ウェディングソングとして根強い人気を誇るLGYankeesの『左手に咲いたリング feat. Noa』。2013年にリリースされたアルバム「DOKI DOKI LGYankees!!!!!!」に収録されています。等身大の二人の姿を描いた世界観は多くの共感を呼び、今も愛され続けている一曲です。
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