嘘とカメレオン「N氏について」のロック色と中毒性が倍増？！歌詞&MVを独自解釈！幻のCD再販盤に収録

熱いギター・ソロを経て曲の後半に向かってチャムの迫真のボーカルが胸を突きます。

先ほど歌詞を見たように後半でチャムは心変わりしたように切迫した恋心を全開に魅せつけます。

歌詞に憑依したようなチャムの表情が皆さんの胸に深く刻まれることでしょう。

歌詞の最後のラインに向かってボーカルもバンドも疾走します。

その胸の昂ぶりにどこか切ない余韻を感じます。

バンドの演奏は最後の一瞬まで緊張感が途切れることなく一心不乱に突き進みます。

若い新しい時代のバンドらしい清々しさに酔いしれてください。

演奏の終わりに近づくと路上のバナナに厚底靴を滑らせてガングロ少女がまたスタジオに舞い戻ります。

しかしそもそもどうしてガングロ少女が登場するのでしょう？

その点はまたまた謎です。

歌詞と同等に意図が正確には読み切れない作りなのが、変幻自在の嘘とカメレオンらしいMVですね。

USオルタナティブ・ロック、UKロックどちらの影響も飲み込んでいるだろうバンドです。

しかし何よりも文学的にも芳醇な日本語の歌詞で新時代のJ-ROCKの創生に果敢に挑戦する嘘とカメレオン。

彼らの快進撃はこれからこそが目が離せません。

できれば音源やMVだけでなく、ライブに生で触れたいバンドですね。

嘘とカメレオンの初のMV「されど奇術師は賽を振る」について徹底検証しました。

歌詞の意味やミニ・アルバム「予想は嘘よ」についてまで深く掘り下げています。

現代に至る彼らの出発点がここに記されています。

まずはこちらから読んでみてください。

嘘とカメレオンの不可思議なMV「フェイトンに告ぐ」の詳細です。

メジャー・デビュー・アルバム「ヲトシアナ」についてもレビューしています。

「N氏について」以降の彼らのMVについても知りたい方はぜひ読んでくださいね。