答えなど何処にもない
誰も教えてくれない
でも君を想うとこの胸は
何かを叫んでるそれだけは真実
出典: LIFE is.../作詞:平井堅 作曲:平井堅
「答え」とは、今まで行った行動が正しかったかどうかということでしょう。それは、進んでみなければわからないことです。
でも、君のことを考えると、心の奥底から「何かを叫んでいる」自分の声が聞こえていることだけははっきりと分かっていますね。
ただ、「叫んでいる」という言葉が「何か」が不穏な気配を醸し出しています。
むき出しの言葉だけを
片端に捨てたあの日
その向こうの優しさに
今なら気付けていたのに
出典: LIFE is.../作詞:平井堅 作曲:平井堅
言葉には、ストレートに投げかけるものと、その人のためを思って真意を隠して投げかけるものがあります。
主人公の僕は、その真意に気付くことなく怒ってしまったようですね。そして、どうしてあの時に気付かなかったのかと後悔している様子がうかがえます。
凍えそうなベンチ
寄り添う恋人たち
いくつもの愛のことばが生まれては消える
出典: LIFE is.../作詞:平井堅 作曲:平井堅
「凍えそうなベンチ」は、冬。
恋人たちが、互いを温め合うように愛の言葉をささやいています。
ここで「愛の言葉が生まれて消える」と歌詞にありますね。つまり、この冬に始まった愛もあれば、この冬で終わった愛もあるということです。
「凍えそうなベンチ」ということから、ベンチに座っているのは僕ひとりだけ。
隣に君がいないことが想像できます。ということは、別れてしまったのかもしれません。
永遠は何処にもない
誰も触れることはない
でも君が笑うとその先を
信じてみたくなる手を伸ばしたくなる
答えなど何処にもない
誰も教えてくれない
でも君を想うとこの胸は
痛みを抱きしめるそれだけが真実
出典: LIFE is.../作詞:平井堅 作曲:平井堅
ずっと二人一緒だと思っていた。君の笑顔をみて、一緒に進んでいく未来を想像していたけれど、現実はそうはいかなかったことが表現されています。
でも、君が大切だった気持ちがまだ体の中に残っているから、「君を想う」と胸が痛むのでしょう。彼女のことを引きずっているつらい気持ちがひしひしと伝わる切ない終わりです。
「LIFE is...」に収録されているその他の曲の歌詞もチェック
スタートを飾るのにぴったりな軽快な曲:「Strawberry Sex」
この星のどこかに君がいる
どんな遠く離れても
同じ空を見上げられる、でもね
星を見る君の顔 だって見ることできない、そうだろ?
だからStrawberry Sex
It' wonderful word
いますぐ君のところへ1,2,3
100万回のメールより
たった一度のリアルなぬくもりを
出典: Strawberry Sex/作詞:多田琢,平井堅 作曲:中野雅仁,平井堅
遠くにいるだけじゃ満足できない!君のもとへ今すぐに走っていきたいという気持ちが溢れている歌詞が魅力。
君と一夜を過ごしたいというドキッとする内容なのに、どこか可愛らしさを感じさせるのがすごいところです。
アルバムの1曲目でノリのいいリズムが心地よいですよね。
「平井堅」らしい1曲:「Ring」
本当は誰もみな 声にならぬ叫び抱えて
もがいては諦めて 今日という日を塗りつぶしてる
届かなくてもいい・・・心から愛の歌 響かせたい
心の傷跡も 忘れられぬ過去も
その頬を濡らす温もりが ほら輝きに変えるから
あなたの優しさが あなたの喜びが
その指を照らす微笑みが いつも2人を包むから
出典: Ring/作詞:平井堅 作曲:平井堅
「Ring」は結婚指輪のことでしょう。
誰もが抱えている心の苦しみにそっと寄り添う歌詞に心打たれますね。「LIFE is...」と同じように苦しい状況はありますが、この曲は最後が希望で終わっているように感じますね。
モダンJAZZでいつもと違った印象:「世界で一番君が好き?」
世界で一番君が好きさ
世界で一番君が好きさ
世界で一番君が好きのことが誰よりなにより好きさ
でも僕はBで君がOじゃ
輸血できないね
出典: 世界で一番君が好き?/作詞:多田琢 作曲:クリヤマコト