メトロノームは一定のリズムを刻み続ける機械です。
二台を同時にスタートさせてもなぜかテンポがズレてしまう現象を、人と人とのすれ違いに喩えています。
しかしメトロノームにはもうひとつ不思議な「同期現象」というものがあります。
可動式の台に乗せたメトロノームをバラバラのタイミングで動かしても、その内に同期して同じリズムを刻むというものです。
すれ違った先にまた交わり合う瞬間があるのならば、それはとても素敵なことに思えますね。
5位 Lemon
祖父の死を乗り越え誕生した名曲
キャリア初のドラマ主題歌に起用された『Lemon』は人間の生死をテーマにした重たい楽曲です。
ドラマ『アンナチュラル』が不自然な死の原因を究明する法医解剖が題材となっています。
その死の原因が何であっても、その背後には大切な人との別れが横たわっています。
米津玄師自身も、この楽曲の制作中に祖父の死という劇的な出来事がありました。
インタビューで「“あなたが死んで悲しいです”としか言ってない気がする」とまで語っていますが、本当の悲しみというのはレモンの酸味と同じですんなり飲み込めるものではありません。
死という概念的なものを肌身で感じていた時だからこそ紡げたリアリティなのかもしれませんね。
4位 orion
冷たくも温かみのある世界
3位 灰色と青
豪華共演が話題に!
菅田将暉とのコラボで話題になった「灰色と青」ですが、武道館公演でもシークレットゲストとして登場し会場は興奮の渦に包まれました。
MVでは米津玄師のパートが灰色、菅田将暉のパートが青色で表示されています。
ひたむきで無鉄砲だったかつての自分は、思い出の中で鮮やかな色を示しています。
しかし大人になればそんな個性は埋没し、いつしか思い出は思い出のままとなってしまいます。
そんな「灰色」にまみれた暮らしの中でも、懸命に変わらない自分を見出そうとしています。
どことなく儚い歌詞でありますが、もがきながら生きていく姿を歌ったポジティブさがにじむ歌ですね。
2位 打上花火
今年の夏もこの一曲で決まり!
2017年、最も聴かれた夏ソングのひとつではないでしょうか。
ちなみに現在は1億5千万再生に迫る勢いで、2億再生の大台目前となっています。
今年の夏フェス出演にも期待がかかっていますが、夏空の下でこの歌を聴いたら最高に盛り上がることでしょう!