山口百恵の伝説

デビュー

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1972年12月、伝説的オーディション番組「スター誕生!」に出演した山口百恵

牧葉ユミの「回転木馬」を歌い、多くの事務所から指名された彼女はホリプロから鳴り物入りでデビューします。

1973年4月映画「としごろ」に出演、同名曲もリリースし、女優兼アイドル歌手として華々しく芸能界入りした山口百恵

森昌子・桜田淳子とともに「花の中三トリオ」と呼ばれ、一躍人気者になります。

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青い性

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清純派アイドルが全盛だった時代、山口はあどけない10代の少女でありながら、性的な内容を連想させるような色っぽいナンバーを次々リリースします。

これはのちに「青い性」と呼ばれ、彼女のイメージを世間に定着させるきっかけともなりました。

そんな時期の彼女の代表曲と言えば、1974年の「ひと夏の経験」です。

あなたに女の子の一番 大切なものをあげるわ

出典: http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l005a17.html

冒頭、この衝撃的な歌詞ではじまるナンバー。

インタビューでは大抵「女の子の一番大切なものってなんだと思いますか?」という下世話な質問が重ねられましたが、山口は涼しい顔で「まごころ」と答えています。

そんな、まるで大人を手玉に取るような生意気さや小気味の良さも彼女の大きな持ち味でした。

女優・山口百恵

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その短い芸能活動で、実に13作もの映画に主演を重ねた山口。

このうち12作で、後の夫となる三浦友和と共演しています。

そんな彼女の代表作と言えば谷崎潤一郎原作の「春琴抄」。

盲目の美しい三味線奏者・春琴(山口百恵)とその弟子・佐助(三浦友和)の狂気的な愛を描いた作品であり、ふたりの体当たりの演技が大きな話題を集めました。

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紅白歌合戦

1978年、デビュー以来出演を重ねていた紅白歌合戦ではトリを務めた山口。

ちなみに、この年の白組トリは沢田研二さんでした。

(そういえば「プレイバックPart2」は沢田さんの大ヒットナンバー「勝手にしやがれ」のアンサーソングです。まさに70年代の黄金コンビですね。)

多くのベテラン歌手を抑え、ポップス歌手では初となる大役を見事こなしてみせました。

引退

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1979年、三浦との交際と婚約を発表し、同時に引退の決意も語った山口。

引退に向け、リリースやコンサート、赤裸々な私生活をおさめた自叙伝「蒼い時」の発表など、大々的な引退興行が展開されました。

そのどれもが商業的大成功を収めた彼女。

終わってみれば音楽的黄金時代でもあった1970年代で、最もレコードを売った歌手でもありました。