【夢先案内人/山口百恵】○○のデビューはこの曲のおかげ！？山口百恵の名曲の一つでもある楽曲を解説！

1977年4月にリリースされた17枚目のシングル。

20歳になり、色っぽいばかりではなく、大人の余裕を感じさせるスロウな楽曲の増えた彼女。

それにしたってハタチなんですが、そんな彼女のキャリア終盤の名曲が「夢先案内人」です。

この楽曲を手掛けたのも、阿木曜子・宇崎竜童夫妻です。

多くのヒットナンバーを手掛け、山口のスターダムを支え続けた夫妻。

一覧にまとめてみましたので、チェック！

• 横須賀ストーリー
• 初恋草紙
• 夢先案内人
• イミテイション・ゴールド
• 乙女座宮
• プレイバックPart2
• 絶体絶命
• 曼珠沙華
• 美・サイレント
• 愛の嵐
• しなやかに歌って
• 謝肉祭
• ロックンロール・ウィドウ
• さよならの向う側
• あなたへの子守唄

本当にどれも大ヒットナンバーで驚くばかり。

山口百恵の引退を飾ったラストナンバー「さよならの向こう側」も彼らによる楽曲です。

この二人の作詞・作曲のナンバーって、誰が歌ってもそれなりに格好がつくので本当にすごい。

カラオケで試してみてね。

中森明菜が「スター誕生！」で歌い、デビューを勝ち取った楽曲としても有名ですが、他のアーティストにも多くカバーされているこの楽曲。

一覧でチェック！

• 荒木由美子
• 香西かおり
• 宇崎竜童
• 宮地真緒
• bird
• BEGIN
• 柳ジョージ
• 原田知世
• JY（＝知英）

それでは、しっとりとした歌詞を見ていきましょう。

ハードなナンバーから、こんなスロウなバラードまで歌いこなせる百恵ちゃんの楽曲の幅に驚かされますね。

波の立たない静かな海を「鏡のような」と表現することがありますが、この夢の中でも美しい月が海面に映っているようです。

“ワインこぼした色”とは朝焼けの薄い紫色でしょうか。

「合図」とは、もうすぐ夜が明けるよ、という合図でしょうか。

夜明けの海を見に、船を出したのかもしれません。

けれど彼女は、少し眠くなってしまった様子です。

太陽が昇り、先ほどまで輝いていた月は白く残る、そんな早朝の情景を歌っています。

この曲を歌っていたとき、百恵ちゃんは三浦さんと結婚を決めていたころだったでしょうか？

忙しいばかりの芸能生活の癒しのような恋人との瞬間に、この曲が寄り添っていたのかもしれません。

歌手として様々な伝説を打ち立てた百恵ちゃんですが、「生きることの喜び」を感じられたのは、きっと大切な恋人のそばだったのでしょう。