そして、2番のサビでは、変わっていこうという決意を感じます。
少しずつ少しずつ、時に間違ったり、涙を流したりしながら。
それでも、「あなた」に支えてもらいながら変わっていきたい。
そんなあたしのまっすぐで素直な気持ちが表現されていますね。
また「スカート揺れる」というフレーズからは、学生時代を連想することができます。
そこからは過去の自分に恥じないような大人になっていこう、という想いも感じ取ることが出来ます。
たくさん間違ってきたし、たくさん泣いて、たくさん怒ってきた。
それでもそんな過去のあたしの行動は、全て間違いじゃなかったんだ。
いつかそうやって過去の自分も今の自分も、全て許して受け入れてあげられるようになりたい。
そんな意志も、この歌詞からはうかがえるようです。
これからもあたしはあなたと一緒に
変わらない街並み あそこのボーリング場
焦っていたのは自分で
煮詰まってみたり 怖がってみたり
繋いだ手を離したくない
指折り数えた 芽吹いた日々と2人の
帰り道
出典: 三国駅/作詞:AIKO 作曲:AIKO
最後は、1番のサビをもう一度繰り返します。
同じ歌詞を何度も繰り返しているのは、まるでそのフレーズを自分自身に強く強く言い聞かせているような。
そんな雰囲気すら、感じ取れるようにもなっていますね。
そして、さらにフレーズが足されています。
先程も登場した歌詞のフレーズ。
その時に比べると、自分は僅かながらも成長できているのかもしれない。
もしかしたら彼女の中には、そのような自信が芽生え始めているのかもしれません。
ここまで2人で過ごしてきた日々を、指折り数えながら改めて振り返るあたり。
それによってこれまでも、これからも「あなた」とならば大丈夫だと安心するような締めくくりになっています。
これからもきっと2人には、あたしには、たくさんの出来事が待ち構えていることでしょう。
辛く悲しいこともあるかもしれませんが、きっとその度に。
あたしはあなたに支えてもらいながら、そしてあなたもあたしの存在に救われながら。
2人で一緒に、歩み続けていくのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたか?
時が経てば、物事はどんどん変わっていきます。
この「三国駅」の歌詞では、それをあなたがいなくなることで表現しています。
また、人の気持ちも、景色も目まぐるしく変わっていって、それについていけないという焦りが歌われています。
しかし、そんな時、一度、自分の原点に戻ってみてはどうでしょうか。
そこには変わらない街並みが待っています。
変わっていくことはもちろん大切ですが、慣れ親しんだ景色があることは尊いもので、変わっていくことだけが全てではないことを教えてくれます。
aikoにとってそんな場所が「三国駅」なのだと考えられます。
この曲を聴いたあなたにもそんな場所があるでしょうか。
そして、そばにいて支えてくれる人の大切さも感じられる温かな1曲になっています。
2018年には、いよいよメジャーデビュー20周年を迎えるaiko。
その愛くるしいキャラクターは、この20年変わることなくファンの心を掴んで離しません。
正直で健気な女性目線の楽曲で、女性シンガーソングライターを牽引している彼女は、まだまだ飛躍していくことでしょう。
ぜひ、aikoの「三国駅」、聴いてみてください。
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