「ユキトキ」について!

「ユキトキ」(やなぎなぎ)は俺ガイルのアニメOP曲!歌詞に込められた意味とは...?PVも公開!の画像

「ユキトキ」はアーティストのやなぎなぎが歌っている曲です。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』というライトノベルを原作としたアニメです。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のオープニングテーマでもありますね。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』はタイトルの長さから『俺ガイル』という略され方をしています。

ですので、もしかもしたら『俺ガイル』という単語のほうが馴染みがあるかもしれませんね。

そんな『俺ガイル』は既に2期までアニメが放送されており、今回のテーマになっている「ユキトキ」は1期の曲となっています。

果たして「ユキトキ」とはどんな曲なのか。そして歌詞に込められた意味は一体どんなものがあるのでしょうか?

早速分析していきます。

アーティスト、やなぎなぎとは

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今やアニソンアーティストとして不動の地位を築いている、やなぎなぎですが、そのデビューは意外にもニコニコ動画からです。

ガゼルというHNでデビューした彼女は、瞬く間にサイト内での人気を博し、クリエイター集団「supercell」のボーカルとして定着しました!

数多の音楽系クリエイターから絶賛されている通り、彼女の歌声は唯一無二の透明感を持っております。

今後これ以上の歌声を持つアーティストは出てこないとすら言われていますね。

2017年には「over and over」といったシングルをリリース。

アニソン業界はもちろん、邦楽業界全体からも注目されている1人なのです。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の魅力

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やたらと長文タイトルが目立ってしまう『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』ですが、その作風は10代、20代の読者を中心に大きな共感を呼んでいます。

著者、渡航の圧倒的な筆力によって描かれる高校生たちの心情描写は、きっと今の高校生はこんなことを思っているのかなと思ってしまうほどで、そういった部分が魅力の1つ。

主人公の比企谷八幡はぼっちで対人スキルに難のある人物ですが、逆にその特性を活かして鮮やかに問題を解決していく展開は、爽快感と共に、自己犠牲の尊さなども学べます。

原作は12巻、アニメは1期2期を合わせて24話ほどありますが、観ておいて損はない作品です!

天才やなぎなぎの「ユキトキ」を分析

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先述したように、やなぎなぎは「supercell」などのボーカルを務めていることから元々人気のあるアーティストではありました。

特に「君の知らない物語」の知名度は、カラオケでよく歌われる曲の上位にあることから、アニメファンでなくても知っているといっても過言ではありません。

そんなやなぎなぎですが、彼女を絶対的な“アニソンアーティスト”として押し上げたのが「ユキトキ」だというのはよく言われていますね。

「ユキトキ」は、そのタイトルの通り全体的に雪解けを想起させるような構成になっているのが特徴的。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』1期のOP映像では、登場人物の暖かさをイメージをさせるようなアニメーション創りが成されており、そこも必見です。

曲調から分析するユキトキ

うららかな日差しを想像させるイントロがなんとも印象的な「ユキトキ」。

ピアノとベースの心地よいの協奏は、ずっと聞いていたくなる安らぎを持っています。

とはいえ、ノリの良いA-POPらしい転調があるのもポイントで、特にBメロからサビまでの疾走感や多幸感は素晴らしいものがありますね!

このように、春と冬が同居するような抒情的な側面が強い「ユキトキ」ですが、歌詞にも近い空気感が存在しているのでしょうか。

「ユキトキ」の歌詞を分析

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幸せだけ書いた御伽噺なんてない。
わかってるわかってる。
それでもね、そこへ行きたいの

出典: ユキトキ / 作詞:やなぎなぎ 作曲:北川勝利

「ユキトキ」の作詞ですが、実はやなぎなぎが担当しています。

そして書かれているのは、少し悲観的な歌詞。おとぎ話というのは、得てして教訓じみたものも多いですよね。

歌詞にもあるように、幸せだけが存在するおとぎ話というのは確かにずっと読んでいたくなるものではあるのでしょう。

しかし我々の生きる現実に即しているかと問われれば、違いますよね。

それは『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』でも一緒です。

前述している通り、本作でも後味の悪い問題の解決のしかたが、後の比企谷を苦しめることになりました。

すんなりと解決されない問題や事件、そして簡単には分かち合うことのない登場人物たち。

しかしこういった儘ならぬ部分が、圧倒的な現実感をもたらしてくれたのは間違いありませんでした。

そして歌詞は、そんな厳しい現実を認識してなお至福を求めます。

まさに現代を生きる人々の深層にある、言語化できない複雑な部分を描いていますね。

アザレア