福山雅治のセルフカバー

映画主題歌となったのは、劇中で湯川の相棒・内海を演じた柴咲コウが歌うバージョン。

女性のボーカルで歌われる「最愛」には、登場する女性たちの目線が重ねて感じられます。

事件の全てを知り、それを悲しみながらも慈しむように見つめる、内海の刑事としての視線。

そして石神に助けられ、守られていた花岡の視線…。

そうした女たちの想いを重ね、いっそう切なさを感じる。

オリジナルバージョンにはそんな印象を受けます。

それに対して福山雅治のセルフカバーは、福山演じる湯川の視線を感じるものです。

学生時代は友人同士だった石神と湯川。

自他共に認める天才だった湯川が一目置くような存在は少なかったのでしょう。

卒業以来交流がなかったとしても、互いに尊敬していた同士で抱いていた想い。

天才であることを知っている相手が犯した罪。

そして、湯川は石神の罪を暴くことをためらっていました。

石神の罪を暴くことは、石神が自分を投げ打ってまで遂げようとした献身を無駄なものとしてしまう。

友人であり天才であるからこその悩み。

そして、友人を救うことが出来なかった悔恨。

そんな悲しみ、苦みが感じられるのです。

「最愛」まとめ

福山雅治「最愛」の歌詞の意味についてスポットを当ててみましたがいかがだったでしょうか?

「容疑者Xの献身」に登場する石神へのレクイエムがテーマにもなっており、かなりしんみりとした辛い心情も描かれています。

そこでKOH+が優しく歌うことで、悲しみだけじゃない抱擁さも感じられます。

意味をイメージしながら「最愛」をぜひ聴いてみてください。

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