セカンドアルバム「エピソード」の収録曲

2011年9月28日にリリースされたセカンドアルバム「エピソード

アルバム作品としては前作の「ばかのうた」から約1年3ヶ月ぶりのリリース。

1.1万枚の売り上げを記録し、SAKEROCKを含め自身初のTOP10入りをしました。

全作詞・作曲・編曲を星野源が行なっています。

そんな「エピソード」に収録されている楽曲をご紹介!

1. エピソード
2. 湯気
3. 変わらないまま
4. くだらないの中に
5. 布団
6. バイト
7. 営業
8. ステップ
9. 未来
10. 喧嘩
11. ストーブ
12. 日常
13. 予想

出典: http://tower.jp/article/news/2011/07/22/80474

「エピソード」を制作する時は勘で

「エピソード」を作っている時は勘みたいなものが一番大切なんだそうです。

頭ではあまり順序立てて考えるのではなく「なんかわからなないけど、これ!」という勘で向かっていくそうです。

自分の才能を信じている星野源だからこそできるやり方なんでしょうね。

星野源楽曲制作にあたり、自分の中にある普遍的なもの、何十年後、何百年後でも人間が持っている感情、どれだけ人が進化しても変わらないもの。

人に微妙に冷たくされた時に思う、なんか黒い気持ち、そういった普遍的な歌を作りたいと思っているそうです。

文筆家としての活動もしている星野源ならではの視点も生かされているんですね。

歌を書き始めた頃は

そもそも歌を書き始めた頃は、最初から歌詞が書けていたのかというと、そうでもなく、色々な人の真似をしていたそうです。

星野源が好きなB'zサザンユニコーンなどの真似をしていた時期もあったそうです。でも、自分の中から出てきたものではなかったので、納得はいかなかったとか。

星野源も苦労した時代があり、20歳ぐらいの時は一番お金がなく、タワレコに通って毎日視聴して、アイディアをもらうことを毎日やっていたそうです。

そうして苦労して作った曲が「ばかのうた」にも収録されている、「穴を掘る」や「夜中唄」なんだそうです。

今は多彩に活躍している星野源も苦労時代はあったんですね。

そこから自分の曲を作りたいと思いながら、少しずつできるようになっていたそうです。

「エピソード」は生きることを書きたかった

「老い」や「死」をテーマにしていているわけではない

「ばかのうた」「エピソード」にも共通している、「老い」や「死」が頻繁にアルバムになっているが、本人は「死ぬこと」を書きたいのではなく、「生きること」を書きたいと言っています。

生きることを正直に書くと、死ぬことを避けては通れないそうで、死ぬってことをなしにしては、前向きになれないとのこと。

限りある命だからこそ、「生」が光ってくると言いたいのかもしれませんね。

「エピソード」を作っている時、星野源にいろんなことがあったそうで、精神的に発狂寸前だった時があったと話しています。

そんな自分を励ます、または自分みたいな状況になっている人が聴いた時に励まされるような、「まあ、進みましょうよ」と言っているような方向になったそうです。

孤独な死に方でも、悲惨な感じがない

星野源が描く老いや死にはイヤな情景があまり感じられず、孤独な死を描いても、そんなに悲劇な感じがしない印象があります。

中には孤独な死でも「それ、いい死に方じゃん」と思わせる曲もあったりします。

星野源は高校生時代、謎の恐怖みたいなものがあったそうなんですが、イヤなことを面白がって突っぱねつようにしたそうです。

最悪な物語にもギャクにすれば笑えるようになり、その後も恐怖を克服できたというより、ぐらつきはあったものの、そういったぐらつきを受け入れ、「大丈夫じゃないけど大丈夫」みたいなものを作り上げたかったそうです。

2行ぐらいの歌詞で、一生耳から離れない

星野源の曲は短いものが多いです。

3分弱〜4分半が平均的ですが、長くても4分39秒で、3分台がほとんどです。

他のアーティストの曲は4分台が多いのですが、星野源の曲は短い気がします。

曲が短い理由は、単純に星野源は短い曲が好きなんだそうで、60年代の短い曲の中にギュッとセンスが詰まっていて、だらだらとギター・ソロがないのいいそうです。

歌詞に関しても、本当に短い歌詞で印象に残るものが好きなんだとか。

2行ぐらいの歌詞で、一生耳から離れないみたいな曲を作るのが理想なんだそうです。

さらに言うと1分ちょいで濃度の濃い曲ができたら安心するとのことで、そんなところが、文筆家らしいですね。

歌詞はほとんどが妄想

星野源の作詞はほとんどが妄想なんだそうで、私小説的なものにはあまり興味がなく、自分を出すのが本当に恥ずかしいそうです。

リアルな感じの歌詞を聴いていると、自分を出しているような感じがしますが、全くの逆なんですね。

自分の正直な気持ちを妄想で再構築するそうです。

本当に自分の話だと恥ずかしいけど、基本的にフィクションだからこそ歌えるんだと言っており、きっと多くの人が星野源は「こんなこと考えているんだ」とだまされていますね。

こうみていくと星野源は妄想が好きなんだなと思います。

エピソードのまとめ