哀しみ本線日本海をマスターしよう!
森昌子の名曲「哀しみ本線日本海」。
筆者、ちょうど同じ世代です。
デビューのころがつい昨日のように思い出されます。
中三トリオ(懐かしい!)のころに比べればすっかり大人の女性らしくなったころですね。
ということで、この曲をマスターするにはしっとりとした感じとさわやかな感じの二つが必要です。
まずはイメトレに最適な動画を見てみましょう。
哀しみ本線日本海の視聴はこちら
いかがですか?
今回は歌をマスターするのが目的ですので、本人画像はあまり重視していません。
色々動画はありますが、歌がじっくり聞けるのはこちらの動画です。
さあ、歌を聞いたら次は歌詞の解釈です。
心を込めて歌うには必要な準備ですので頑張りましょう!
そして謎の路線、哀しみ本線とはどこか?
歌詞をじっくり味わえば納得できる答えも待っていますよ!
では、いざ出発!
歌詞を理解して歌唱力アップ!
「哀しみ本線日本海」1番
何処へ帰るの 海鳥たちよ
シベリアおろしの 北の海
私には 戻る 胸もない
戻る 戻る 胸もない
出典: 哀しみ本線日本海/作詞:荒木とよひさ 作曲:浜圭介
北の海に来たのはなぜ?
それはかなわぬ恋の悲しみのため。
あまりにも悲しくて都会を離れ、ついに日本海まで来てしまいました。
海鳥の姿を見ても悲しいだけ。
鳥たちには帰る巣がある。
自分には、帰るところがない。
ここで“戻る胸”と表現されているのは何でしょうか?
比喩としては、後に出てくる、“こころ”、“胸の痛み”につながっています。
でもここはストレートに、抱きしめてくれる人の胸と解釈しましょう。
演歌が表現するのは大人の恋ですから。
もしも死んだら あなた
あなた泣いてくれますか
寒い こころ 寒い
哀しみ本線 日本海
出典: 哀しみ本線日本海/作詞:荒木とよひさ 作曲:浜圭介
1番のサビの部分です。
ここまで抑えてきた悲しみが、一気に胸の内にあふれてきます。
私がいなくなったら、別れた彼は悲しんでくれるのだろうか?
一人の自分が悲しい。
まるで日本海のように寒い風が心に吹いている。
ここは悲しみが似合う日本海沿岸の鉄道路線。
哀しみ本線日本海。
するっと耳に入ってきて、納得してしまう響きは、さすが荒木とよひさ!
でもよく考えるとこんな路線はないですよね。
哀しみ本線とは?
線路だけに、ちょっと脱線して哀しみ本線について考察してみましょう。
日本海を通過する鉄道路線はどこか?
それは羽越本線が該当します。
寒さの点でも文句なしでしょう。
その中でも日本海沿岸を通過するポイントが2か所あります。
大まかにいうと、第1は村上駅から三瀬駅までの区間。
第2は、吹浦駅から桂根駅までの区間です。
ただ、どちらかというと東京から行きやすい場所は第1区間ですので、こちらが正解だと思います。
これだけではあまりにも漠然としていますので、さらに細かく場所を特定してゆきましょう。
まず駅名で候補№1は越後寒川駅です。
この手前の区間は海岸線が入り組んでいて、荒れると波も荒く、演歌向きの景色です。
地元の人も桑川駅から越後寒川駅までをモデルにしたのではないかと思っているようです。