04 Limited Sazabysの主催フェスとは?
全国各地で行われているフェスの常連でもある04 Limited Sazabys。
ファンである皆さんはご存知かとは思いますが、04 Limited Sazabysは自身でもフェスの主催を行っています。
出身地である愛知県で2016年から「YON FES」を現在まで毎年勢力的に開催しています。
今年の開催は4月7・8日でしたが、愛知県モリコロパーク(愛・地球博記念公園)で大盛況のうちに幕を閉じました。
期間限定のVR動画配信!
今年の「YON FES」はフォーリミ初めての試みとしてVRカメラによる撮影をし、期間限定でそのライブの臨場感を味わえる動画配信をしてくれるという、なんとも嬉しいオマケ付き!
こちらは2018年8月31日までの配信なのでお見逃しなく!
04 Limited Sazabysの日本詞への変化
2013年5月に発売された「sonor」。
このアルバムに「Now here,No where」は収録されています。
04 Limited Sazabysは、ここからそれまで英語の歌詞のみだった楽曲を一部日本語の歌詞に移行していきます。
楽曲自体になんら変化はありません。
ですが日本人の我々にとってはとてもストレートに、その歌詞に込められた、GENの想いを感じ取る事ができる形態に変化したという印象です。
心地よく耳に残る甘ったるいハイトーンボイスが、日本詞であるこの楽曲をより身近なものにさせてくれます。
それでは次で詳しくその日本詞の歌詞を読み解いてみましょう。
「Now here,No where」の歌詞を読み解く
ここから見えないほど 汚れた昨日
言葉にできないことの 繰り返しだ
自分の弱さ 平行にある時代
日々に勘違いしてる 此処で
音で、想像で、塞いでるから
出典: Now here,No where/作詞:GEN 作曲:GEN
冒頭の歌詞です。
自分のこれまでの人生、してきた事、選択してきた道などを振り返っているのでしょう。
時には躓いたりしながらそれでも自分がおもう「音」を信じて。
時代が求めているものは何なのか?
自分達の作り出す「音」は正しいか?
迷いながらもやはり自分の選んだ「音」を信じるという思い。
この楽曲の軸になる歌詞といえます。
フォーリミらしい表現
関係ないふりしてると なんでもない 不信感の
正体忘れはしないな 残ってるから
完成前の真実も 完全なる 個人戦も
生涯楽ではないな 分かってるから
出典: Now here,No where/作詞:GEN 作曲:GEN
色々な事に気付く自分。
時には嫌なものを見なければいけない場面にも遭遇したり。
見て見ぬふりはしたくはないが、それもしなければいけないのかという葛藤。
なんとかそんな現実の中で自分の求める「音」を発信したいという強い思い。
でもそんなのへっちゃら。。。
だって俺まだ若いし!!
なんてGENの言葉が聞こえるようです。
息が続かないほど 重ねた日よ
どうして 見えないんだ いなくなった
自分の怖さ 前線にある 地雷
日々に 放し飼いしてる 個々で
音で、創造で、塞いでるから
出典: Now here,No where/作詞:GEN 作曲:GEN
2番の頭です。
ここでは迷いと、見えない未来に対する恐れが感じ取れます。
信じた「音」を続けていく不安。
その先に待っているだろう困難。
でもそんな不安も「音」を創りだす事で吹っ切るのです。
フォーリミのこれからを考えている事がよく分かる一節です。
ツンツン氷柱の意味
あ あ ああ 膨らんだ 世界には
今、無数の 未来 ラライ ララララ
関係ないふりしてると なんでもない 不信感の
正体忘れはしないな 残ってるから
ツンツン 氷柱 りるれろ カンカン 照りたりるれら
正体は既にないな 向かってるから
生涯 役目はないか 探してるから
出典: Now here,No where/作詞:GEN 作曲:GEN
最後のサビです。
今までを振り返って分かる自分とこれからを想像した時の自分。
どちらも紛れもない自分。
自分の変化、また周りの自分に対する変化。
急激に変化していく自分達に心が追い付かなくても、自分が創り出す「音」で探っていこうというポジティブな気持ち。
そんな未来へ向かうフォーリミを表現しています。
ツンツン~やカンカン~の部分のフレーズもGENらしく軽いノリで韻を踏んでいるようですが、その心理には氷柱で厳しい現実、照り~で明るい未来を表現しているのでしょう。
最後のこのサビ部分で、今まで来た苦しい道や今置かれているシビアな現実、そしてこれからきっと訪れるであろう明るい未来を、彼らなりの「ノリ」で歌詞にのせている事が分かります。